贅沢の極み
今も昔もランドローバーの頂点に君臨する「レンジローバー」。そのなかでも、現行世代の最上級グレードにあたるのが「SV」だ。プレミアムSUVの老舗のなかにあって、ビスポークオーダーを請け負う特殊部門が手がけた、珠玉の一台の魅力に触れた。
“最上級”のさらに上
5代目のレンジローバーが日本の路上を走り始めてからしばらくたつが、ラグジュアリーとパーソナライゼーションを極めたというレンジローバーSVには初めて試乗した。「SVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)」が手がけるレンジローバーSVは、専用扱いとなる数々のデザインディテールやオプションを採用。「SV SERENITY(セレニティ)」と「SV INTREPID(イントレピッド)」という2つのデザインテーマが用意され、前者はラグジュアリーさを強調、後者はより個性的なダイナミズムを表現しているという。
試乗車はSVセレニティの「P530 LWB(ロングホイールベース)」で、車両本体価格は2858万円。さらにオプションが262万0080円分も選択されているので、総額は3000万円を超えている。5代目レンジローバーは、「ベントレー・ベンテイガ」や「ロールス・ロイス・カリナン」といった、4代目のモデルサイクル中に登場したハイブランドSUVに対抗するため、さらなる高級志向になったといわれるが、SVならば堂々と渡り合える。
試乗車のボディーカラーは「コンステレーションブルー」と呼ばれる濃いネイビーで、ゴールドのグロスフィニッシュでコーディネートされる。凹凸が少ないサーフェイスや極めて小さなパネルの継ぎ目などによってフラッシュサーフェイス化されたボディーが、さらに際立つ。タイヤ&ホイールはオプションの23インチと特大だが、見た目に大きすぎるという感じはなくマッチングがいい。インテリアは「キャラウェイ」と呼ばれるライトブラウンで、センターコンソールやドアパネルの一部に施されたホワイトの差し色と、奇麗なコンビネーションを見せる。この上なくラグジュアリーな空間だ。...