褒めずにはいられない
新しいガソリンエンジンの48VマイルドハイブリッドパワートレインとGoogleを搭載した「ボルボV60」の2023年モデルが上陸。オヤジ世代がかつて憧れたボルボのステーションワゴンは、SUVやEV全盛のいまにあっても、色あせない魅力にあふれていた。
最新世代にアップデート
いまでこそSUVのラインナップが目に留まるボルボも、かつては「ボルボといえばステーションワゴン」という時代があった。そのころは……と語り始めると、ノスタルジーにすがるしがないオヤジっぽさが全開になるので言葉をぐっと飲み込むが、こうしてV60を前にすると、ステーションワゴンがどことなく上品で嫌みのないスポーティーな雰囲気をまとっていることにあらためて気づく。
車高が高く走破性にアドバンテージのあるSUVは、存在感もキャビンの広さもステーションワゴンの上をいく。それはわかっているが、舶来モノのステーションワゴンに「ファミリー」や「バカンス」といったゆとりあるカーライフを憧れとともに投影してきた多くのオヤジ世代では、私も含め、車高や面構えで存在感を主張するSUVよりもステーションワゴンに親近感を抱いてしまう場合もある。
とはいえそうしたボルボのステーションワゴンも、いまやV60と「V90」 の2モデルだけ。「40シリーズ」と呼ばれるエントリーラインは、クロスオーバーとボルボが呼ぶ電気自動車の「C40」も含めてSUVのみのラインナップである。
今回の主役となるFWDのV60は、2018年に上陸したV60の2代目モデルにあたる。2022年7月にフェイスリフトが行われ、Googleのインフォテインメントシステムが標準装備となったほか、ドライバーディスプレイが「XC60」などと同じデバイスにアップデートされている。同時にグレードが整理され、新しいネーミングになったのもニュースだ。従来型には簡単には覚えられそうもない「リチャージ プラグインハイブリッドT6 AWDインスクリプション エクスプレッション」というグレード名もあったが、インスクリプションは「アルティメット」に、「モメンタム」は「プラス」へと呼び名が変更された。...