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ホンダ・フィットe:HEV RS(FF)/e:HEVリュクス(FF)/e:HEVクロスター(4WD)【試乗記】


追撃の準備は整った

ホンダのコンパクトカー「フィット」がマイナーチェンジ。パワーユニットの出力向上や運転支援システムの強化も話題だが、なんといっても注目はスポーティーグレード「RS」の新設定だ。伝統の名称を受け継いだそのRSを中心に、進化したフィットの走りを確かめた。

マイナーチェンジのポイントは

日本自動車販売協会連合会の資料によると、 2022年1月から6月のホンダ・フィットの販売台数は2万9617台。一方、「トヨタ・ヤリス」を見ると8万1580台で、かなりの開きがある。ヤリスの販売数には「ヤリス クロス」「GRヤリス」も含まれるとはいえ、プロ野球で言えば8.5ゲーム差ぐらいか。

半導体不足で計画どおりに生産できないなど、ほかの要因もあるから一概に販売台数の比較はできない。けれども、2年前に現行フィットがデビューした時に、そのスペースユーティリティーの高さや、e:HEVと呼ばれるハイブリッドシステムのスムーズさ、そしてなにより、フランスのコンパクトカーを思わせる懐の深い乗り心地に感心したことを思い返すに、「売れ行きにこんなに差がついちゃったの!?」というのが率直な感想だ。ぶっちゃけ、出張でも家族旅行でも、レンタカーにフィットがあてがわれたら、「当たり!」だと感じるだろう。

そのフィットがマイナーチェンジを受けた。マイチェンのポイントは大きく3つで、まずひとつはパワートレインの強化。e:HEVは駆動用モーターの最高出力が従来型比プラス14PSの123PSとなったほか、エンジンと発電用モーターの発電能力もアップしている。ガソリンエンジン仕様は、エンジンの排気量が1.3リッターから1.5リッターに拡大され、最高出力と最大トルクは従来型の98PSと118N・mから118PSと142N・mに強化された。

マイチェンのポイントその2は、デザインの微修正。まず「ベーシック」「リュクス」「ホーム」は、フロントノーズの形状を改めた。具体的には、ちょっと出っ張っているようにも見えたフロントノーズを、ボディーと一体化したように見せることで、すっきりとした表情になった。歯列矯正が成功した感じ。「クロスター」に関しては、フロントバンパーの下にプロテクターを追加することで、よりSUV風味を強めた。

マイチェンのポイントその3は、スポーティー仕様の「RS」が新たに新設定されたこと。今回、御殿場で行われた試乗会では、まずそのRSのステアリングホイールを握った。...

提供元:webCG

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