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日産エクストレイルG e-4ORCE(4WD)【試乗記】


自信の直球勝負

新型「日産エクストレイル」はパワートレインにシャシー、さらには先進運転システムなどもすべて刷新したばかりでなく、細部の使い勝手にまで配慮の行き届いた力作だ。当たり前のことだが、売れるクルマには技術もコストもたっぷりと注ぎ込まれている。

世界でも屈指の1.5リッターエンジン

日本で販売される新型エクストレイルの心臓部は、ご承知のように、新開発の1.5リッター3気筒ターボエンジンを源流としてモーターで駆動するシリーズハイブリッド「e-POWER」である。で、その新しい1.5リッターターボとは、日産独自の可変圧縮比(VCR)機構とターボチャージャーを組み合わせたもの(以下、VCT)だ。海外向けもこの1.5リッターVCTが主力で、e-POWERだけでなく、CVTを組み合わせた純エンジン仕様や、さらにマイルドハイブリッド付きの仕様が用意される国もある。

VCTは、低中負荷時には“高圧縮比+低過給圧”のいわゆる高効率なロープレッシャーターボエンジンとして作動するいっぽうで、高負荷時には“低圧縮比+高過給圧”のパワー志向のターボエンジンへと自在に性格を変えることができる。早い話が、高効率・低燃費と高出力を両立できるのが自慢だ。日本仕様のe-POWER向けは最高出力144PS、最大トルク250N・mだが、北米向け純エンジンモデルではそれが200PS超、300N・m超にまで引き上げられており、これは1.5リッターとしては世界屈指の高性能といっていい。

純モーター駆動のe-POWERといっても、そこに電力を供給するのはあくまでエンジンであって、プラグインでもないので何kmも走れる容量の電池を積むわけでもない。高負荷走行ではおのずと自転車操業状態になるわけで、やはりエンジンの地力がものをいう。

さらに、全域で大きいトルクを出せるVCTは、e-POWERのようなシリーズハイブリッドとの相性もいい。加速時などは速度に比例して、低回転からしっかり発電しながら回転数を上昇させられるからだ。速度よりエンジン回転が先に上昇する“ラバーバンドフィール”を回避できる。新型エクストレイル(と、そのきょうだい車の「キャシュカイ」)はラバーバンドフィールを徹底的に嫌う欧州で初導入されるe-POWERでもあるから、その点でもVCTは大きな武器になるという。...

提供元:webCG

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