これからの主役
ベントレーが「新たな超高級フラッグシップ」として提案するSUV「ベンテイガEWB」。「ベンテイガ」の単なるストレッチ版と思いきや、さにあらず。それは、後席でも運転席でも心が満たされる、まさに本命と思える一台だった。
ハイブランドでも屋台骨
ラグジュアリーSUV市場が百花繚乱(りょうらん)の様相を呈している。
最初に登場したラグジュアリーSUVは、2015年に発表されたベントレー・ベンテイガで、これに続いて「ランボルギーニ・ウルス」「ロールス・ロイス・カリナン」「アストンマーティンDBX」などがデビュー。ついにはフェラーリから「プロサングエ」(彼らはSUVでないと主張しているが……)がローンチされたことは、みなさんもご存じのとおりだ。
では、どうしてどのブランドもこぞってSUVを市場に投入しているのか? 端的にその答えを申し上げれば「売れるから」といって間違いないだろう。
例えばベンテイガは発売以来コンスタントに売れ続けており、ベントレー全体に占める販売比率はおおむね40%以上となっている。SUVが一番の売れ筋となっているのは他のブランドでも同様で、ランボルギーニはウルスを発売した途端に販売台数がほぼ倍増したほか、アストンマーティンも2021年は全体の48.6%がDBXによって占められた。
つまり、各ブランドにとってSUVは今や屋台骨も同然なわけだが、ライバルが続々と登場するなか、競争が一層激しくなっているのも事実。というわけで、一度SUVを導入したら、次には商品力の向上が求められるというおなじみの展開になっているわけだ。...