クラスを超えた上質さ
三菱がリリースした軽規格の新型電気自動車(EV)「eKクロスEV」に試乗。日産との共同開発で生まれた軽EVの走りや日常的な使い勝手を確かめるため、信号の多い街なかや混雑する首都高に乗り入れてみた。果たしてその仕上がりやいかに。
油断は大敵!?
取材当日、約束の場所に到着すると、編集部のSさんが困り果てていた。「バッテリーが残り3分の1で、あと40kmくらいしか走れません」と。
聞けば前日に試乗車を都内某所で引き取り、都内にある編集部まで移動。そのクルマをSさんが都内の自宅まで乗って帰り、当日の早朝、やはり都内の取材場所に乗りつけたのだという。
そう言われて車載コンピューターの数字を見ると、ここまでの走行距離は約60km。カタログでは180kmの航続距離をうたうが、油断すると100kmも走らないうちに、電欠を起こしてしまいそうだ。
通勤や通学で通い慣れた道など、走行距離が限られる使い方なら電欠の心配はあまりないだろう。しかし、いつもと違う道を走ったり、ちょっと寄り道したり、ふだんは一般道だけだが、たまたま高速道路を走らなければならない……などという場合には、早めに充電しておかないと、電欠とはいかないまでも、予定外の充電のために、思わぬタイムロスが発生するかもしれない。
今回は、このあとSさんが近くの充電スタンドを探し回ることになり、取材は1時間弱遅れの進行に。電欠は免れたが、久しぶりにEVならではの不安を味わうことになった。...