小さくも着実な一歩
「メルセデス・ベンツGLC」の新型は、驚くような進化点は少ないものの、ありとあらゆる面でブラッシュアップが図られている。まさに売れ筋らしいフルモデルチェンジだ。スペイン・バルセロナからの試乗リポートをお届けする。
すべてのパワートレインを電動化
パワートレインの変容をものともせず、鉄壁のSUVラインナップを敷き続けるメルセデス。そのなかで販売面においても中核を担うのがGLCだ。先代の登場は2015年。「Cクラス」をベースにしたその車格は特に全長や全高において都市生活向きなところもあって、日本市場でも大きな支持を得るに至っている。
その重責を担うべく、7年目でのフルモデルチェンジとなったGLC。新型の大きな特徴は、すべてのパワートレインが電動化されたことだ。これはベースとなる現行Cクラスの特徴と重なるところで、ディーゼルとガソリンの4気筒ユニットを軸に最新世代のISGを組み合わせた48Vマイルドハイブリッド車と、そして最高出力136PSの駆動用モーターを組み合わせるプラグインハイブリッド車(PHEV)と、現状の6つのバリエーションはすべてモータライズされている。
うち、今回は日本仕様への導入可能性が最も高いディーゼルの「220d」を中心に、オフロードではガソリンPHEVの「400e」に試乗。加えてベーシックな「300」と「300e」も少しながら試すことができた。...