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ヤマハXSR900 ABS(6MT)【レビュー】


3気筒のディーヴァ

いよいよ新型となったヤマハのネイキッドスポーツ「XSR900」。“ネオクラシック”という言葉では表しきれない、細部まで美しい造形に目を奪われる2代目だが、走らせてみると、スロットルを開けるごとに、このバイクがさらなる魅力を秘めていることに気づかされた。

サウンドだけで“それ”と分かる

撮影当日、webCG編集部のホッタさんとは河口湖方面の某所にて現地集合。先に着いた私がのんびり待っていると、遠くから近づいてくるのはたぶん、あのバイクの排気音だ。少しだけ甲高くどこかザラついた感触のそれは、3気筒でしかチューニングし得ない独特の音色(おんしょく)を含んでいる。

「XSR900だな!」

エキゾーストノートだけで車名が分かるバイクなんて、最近の新型車にあったかな。チューボーの頃は排気音でバイク名を当てる「オレが一番バイクに詳しいぜ」ごっこを仲間内で飽きもせずやっていたけれど、それでもけっこういい確率で言い当てることができた。あの頃のバイクには、エンジンに、サウンドに、際立った個性があったからだと今でも信じている。

今回のモデルチェンジで登場した新しいXSR900は2代目(参照)。初代が発売された2016年からすでに6年が経過していると思うと、もうそんなにたったのねーとなんとも感慨深い。「MT-09」「トレーサー900 GT/トレーサー9 GT」のプラットフォーム(メインフレームやエンジン、各種制御系など)を共有する流儀は先代とまったく同じ、かつてのコンセプトワードだった「オーセンティック」はさらに「ヤマハレーシングヘリテージ」へと推し進められた。開発コンセプトの輪郭がよりハッキリとしたものに進化したのはきっと、ヤマハのエンジニアたちを突き動かす共有イメージが先代よりももっと明確になったからだろう。...

提供元:webCG

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