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スズキ・ジムニーシエラJC(4WD/5MT)【試乗記】


知る人ぞ知るベストバイ

先代よりぐっと存在感が増し、街でも頻繁に見かけるようになった現行型「スズキ・ジムニーシエラ」。デビューから4年を経ても高い人気を誇る理由はどこにあるのか? ツウ好みな5段MT仕様に試乗し、他のモデルでは代えがたいその魅力を確かめた。

人気はいまだ冷めやらぬ

今日び「ジムニー」といえば、なにはさておき話題に上るのは納期だ。やれ1年だ1年半だと、発売5年目を迎えてなお待ちの長さが衰えないことを煽(あお)るネット記事が目につく。いや、お前もじゃんと言われればそれまでなんですけどね……。

今、コロナ禍やら半導体不足やらウクライナ侵攻やらで、国の内外を問わずクルマの生産や流通は相当ままならないことになっていて、それが供給にも大きな影響を及ぼしている。一部の車種は納期が数年のような事態になり、なんとあらば自社サイトで紹介する該当モデルに「買えない場合もあります」とお断りを入れているメーカーもあるくらいだ。売れもしない商品を案内しているのはけしからんと、某くるくる寿司のようにお上から指導が入りかねない。そういう配慮をしなければならないほど厄介な事態になっている。

そんななかでの1年待ちなんてかわいいもんだといえばそうかもしれないが、車検時の代替などを考えているユーザーにとっては契約のタイミングの見極めも難しく、さぞ悩ましいことだろうとお察しする。

しかし、なんでジムニーの納期は縮まらないのよ? と問われれば、答えは至極簡単。きっちり売れてるからなのだ。2022年上半期の国内販売台数は、軽のジムニーが2万1880台、登録車のジムニーシエラが8661台。ざっくりならせばジムニーが月3500台余、シエラが月1500台弱という計算になる。

ちなみにこの数字、ともに前年累計比でほとんど変わっていない。ということは、常に需要は供給を上回り、いっぱいいっぱいでつくっているから販売台数にブレが出ないという裏読みも成立する。湖西工場でのジムニーシリーズの生産能力は2019年に月あたり7000台に引き上げられているが、その7割以上を日本仕様に割いている計算だ。2021年からはインドでも生産が始まっているとはいえ(参照)、世界の仕向け地に輸出する分を勘案すれば、これ以上の増産は勘弁してくださいというのがスズキの本音だろう。...

提供元:webCG

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