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ホンダ・ホーク11(6MT)【レビュー】


“終”の手前のロケットマシン

リッターオーバーの大排気量エンジンを腹に抱え、スクリーンをビス止めしたロケットカウルを身にまとう……。ホンダから、独特の存在感を放つニューマシン「ホーク11」が登場! 2022年9月の発売を前に、実車の走りを確かめた。

あらがいがたいロケットカウルの魔力

取りあえずまたがってみたい──。そう思わせるのはたぶん、デザインが成功しているから。なんやかやでロケットカウルはカッコいいし、いまどき珍しく“長く”感じるボディーは、どこか懐かしくもある。オーセンティックとモダンがまぜこぜになったルックスに「新しさなんて全然ないじゃん」って乗る前は思っていたけれど、いざ実車を見たら「わるくないね」とエラそうにひとり言を言う尻軽なワタクシです。撮影している向後カメラマンは「いいねえ、ロケットカウル!」とFRP製のカウルばかりを褒めながらシャッターを押している。ちなみにテールカウルもFRP製で、継ぎ目のない曲面を表現するためにはマストということでこの仕様にこだわったという。日本市場にのみ向けて販売される新しいホーク11、乗ったらどうなんだろう?

ホーク11の車体には、先行する「アフリカツイン」と共通するコンポーネントが多く組まれているというが、1082ccの並列2気筒OHCエンジンをはじめ、シャシーなど共用するパートはわかりやすくそれとは感じさせない。というか、ほとんどわからない。圧倒的なロケットカウルの存在感の前には、兄・アフリカツインの影を探すなんて意味のないことなのかも。どっちも買う人なんていないだろうしね。

まあまあの足つきを感じつつ、トップブリッジ直下から垂れ下がるセパハンの取り付け位置にビビりながらグリップを握ると……あれれ、意外に前傾姿勢を強いられない。想像していたよりもずっとアップライトなポジションにホッとしたのもつかの間、エンジン始動からのスロットルオンオフでは、ハジけるように元気なツインサウンドが辺りに響いた。「バラララッ!」とパルス感のある音色は気持ちがいい反面、「いっしょに戦えますか?」と覚悟を促してくるようでもある。...

提供元:webCG

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