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【2人の現役看護師が現場のリアルを語る】患者さんから日々教えられる「やりがい」と「ありがたさ」


Photo: Adobe Stock
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16年にわたり医療現場で1000人以上の患者とその家族に関わってきた看護師によって綴られた『後悔しない死の迎え方』は、看護師として患者のさまざまな命の終わりを見つめる中で学んだ、家族など身近な人の死や自分自身の死を意識した時に、それから死の瞬間までを後悔せずに生きるために知っておいてほしいことを伝える一冊です。
今回は、『後悔しない死の迎え方』の著者で看護師の後閑愛実(ごかんめぐみ)さんと、『ホントは看護が苦手だったかげさんの イラスト看護帖〜かげ看〜』著者かげさんの2人の看護師が、現役看護師のリアルな現場でのお話を伝えします。
特に、これから看護師を目指そうと考えている人には、看護師というお仕事のリアルな日々や心情を垣間見ることができるはずです。

看護師になって良かったと思うこととは?

後閑愛実さん(以下、後閑):私は「看護師になって良かったのは何か?」と聞かれると、いつも答える3つのことがあるんです。

1つは尊い仕事だということ。

コロナ禍でもそうですが、病気になって一番しんどい時、特に終末期などの大変な時に人に寄り添う仕事であり、手を貸すことができる仕事です。手を貸すことができるのは医療者だからこそで、誰もができることではない。そこにやり甲斐があります。

2つ目が、人がより不幸になるのを防ぐことができるということ。

健康が損なわれると、幸せに生きることが困難になる場合がある。それを食い止めるのが医療の仕事だと思うんです。0を1にすることはできなくても、マイナス1をプラスマイナス0にすることはできるんじゃないかと思います。医療の手が届くことで、自宅での孤立死を防ぐことができるし、特にコロナ禍の中でそれを強く感じました。

今、家族の死に立ち会えない状況が続いています。

1つの例ですが、お母様が亡くなってから1年半ぶりに会うことができたご家族がいました。私が「何か気がかりなことはありますか?」とお聞きしたら、「母は病気でしゃべることができませんでしたが、僕たちが見舞いに来なかったのは、コロナのせいだとわかっていたのでしょうか? 嫌われたからとか、見捨てられたと感じて、淋しい思いの中で死んでいったのではないかと気がかりで……」と言うんです。

ですから、「『息子さんが洗濯物を持ってきてくれましたよ。ここまで来られないのは、世間で感染症が流行っているからで、息子さんたちはお母さんを気にかけていますよ」と毎回お伝えしていました」とお話ししたら、「良かった……」とボロボロと涙をこぼされました。

ご家族の気がかりを少しでも軽くできたなら、それがベストでなくても、より辛い思いや不幸を防ぐことはできたのではないかと思うんです。

そして3つ目が、人との関わりです。...

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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