2代目は正常進化
新型「マツダCX-5」のキーワードは「すべてのお客さまを笑顔にするSUV」。マツダが持つ技術のすべてを投じて、あらゆる領域で「走る歓び」を深化させたという自信作だ。「XD」と「25S」に試乗し、その完成度を確かめた。
“彫り”が深くなった
CX-5が登場したのは、2012年2月。クリーンディーゼルを主役に据えた初の国産SUVは、国内外で支持されて、いまやマツダのグローバルセールスの4分の1を占める基幹車種になった。
うまくいった先代を、大きく変える必要はない。そう感じさせるのが、4年ぶりのモデルチェンジである。ボディーサイズはほとんど変わらない。パワートレインや足まわりは、基本的にキャリーオーバー。いちばんこだわったのが“CAR AS ART”を謳うデザインで、フロントピラーを35mm後退させるなどして、よりロングノーズのプロポーションを得た。プレスラインのエッジはシャープになり、“彫り”の深いボディーになった。もちろん外板はすべてが新しい。だが、ひとめでCX-5とわかる“印象”は変わっていない。そんなところはBMW流のスキンチェンジともいえる。
ひと枠2時間の横浜みなとみらい試乗会で乗ったのは、2.2リッターディーゼルと2.5リッターガソリンの、いずれも4WD。旧型との違いを体感してもらいたいということで、いままで使っていた先代の広報車も用意されていた。試乗用に旧型がこんなに並べられている試乗会というのも珍しい。...