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GEM『高いスキルを持つ精鋭ぞろいの新生アイドルが待望のデビュー!』

SUPER☆GiRLSやCheeky Paradeを輩出したavex「iDOL Street」プロジェクトから新たに飛び出した10人組アイポップ&ダンスグループのGEM。アイドルでありながら、高いスキルを持つ精鋭ぞろい。それを裏付ける下積み時代や結成までの苦労エピソードをじっくり語ってもらいました!

アーティスト性が強く、アイドルと両方の魅力を兼ね備えているのが特徴

――まず、GEMがどんなグループなのか教えてもらえますか?
森岡悠私たちはアイドルだけど、踊って歌うという“アイポップ&ダンスグループ”をコンセプトにしていて。他のアイドルさんとは違って、アーティスト性が強く、両方の魅力を兼ね備えているのが特徴です。

――確かにライブを見てもダンスのスキルやパフォーマンスの完成度がすごく高い。メンバー全員、この世界でのキャリアや下積み経験も長いんですよね。
金澤有希私はGEMの前にAKB48で活動していたこともあるんですが、元々は3歳からおむつのCMとかキッズモデルをしていて。幼稚園の頃からアイドルを目指してお仕事をさせてもらっていました。
伊藤千咲美私も3歳から劇団に入って、小学校の時は劇団『四季』の舞台に子役として出演もしていました。
森岡私は小学校4年生のときに福岡のオーディションでエイベックスにスカウトされて。アカデミーに通いながら演技の勉強や舞台出演をしていました。
南口奈々 私は5歳から地元のダンススクールに通いながらユニットでお仕事をして。中学1年生のときにエイベックスのコンテストで特別賞をいただいてアカデミーに呼んでもらいました。
熊代珠琳私も3歳から事務所に所属して、CM出演やカタログモデルをしていました。
平野沙羅私もタップダンスとバレエを3歳から、演技の勉強は小学校から始めてCMやバックダンサーのお仕事もしていました。
伊山摩穂私は4歳からダンス一筋。だからアイドルには興味がなかったんだけど、エイベックスの「iDOLStreet」オーディションを受けて落ちたのが悔しくて。絶対受かってやると思って再度挑戦しました。
小栗かこ私もダンス経験は3歳からだけど、アカデミー内で受けたオーディションに何度も落ちていて。「iDOLStreet」はチャンスだと思って受けました。
武田舞彩私は小学校3年生から事務所に所属してアカデミーに通っていたけど、仕事が全然なくて。今回のGEMのオーディションに落ちたらあきらめようと思って受けたんですよ。

――みんなハイスペックな経歴だけど、若いのに挫折も経験して……。やめたいと思ったことはないの?
金澤ありますよ。お仕事で修学旅行とか学校行事に参加できないのは辛かったです。
森岡私はアカデミーの同期の子がほとんどデビューしちゃって。自分にはムリなのかなって迷ったことはありました。
伊山私は小学校の頃、友だちと遊びたくてレッスンに行かない時期がありました。でもいざ行かなくなったらやっぱりダンスが好きだなって実感して。
熊代アカデミーのときに行った合宿も辛かった。朝から夜までずっとレッスンで。みんなまだ小学6年生とか中学1年生だから、ホームシックで泣いてる子もいたんですよ。
金澤でもみんな、一度目指したものをあきらめることはできないっていう“想い”で乗り越えたんだと思います。
熊代私も自分のやりたいことは貫き通したいっていう気持ちが強かったかな。
森岡あとやっぱりダンスや歌うことが好きだから。
伊山そう!好きなことだから、レッスンとかも苦じゃなかったんですよ。

――GEMは2012年12月にスターティングメンバーが選ばれて。そこからの正式メンバーが決定するまで定期ライブやイベントをするなど、紆余曲折の道のりがありましたがその間に大変だったことは?
南口私はスターティングメンバーに選ばれたんだけど、声が出なくなってしまった時期があって。自分に自信がなかったのと、スターティングメンバーになってもいつ入れ替わるかわからないっていうプレッシャーが原因だったんですね。だからまず自分を追い込むネガティブな性格を直して。困難は自分のための壁なんだって考えるようになったら、だんだん声が出るようになりました。
伊藤私は逆にスターティングメンバーに選ばれなかったことが悔しくて、リハとかを見るのもすごく辛かったです。でも、じゃあ選ばれるためにどうしたらいいか?プラスに考えて頑張りました。
南口その頃はまだ正式にメンバーが決まっていないからお互いライバルっていう感じで、みんな自分のことでいっぱいいっぱいだったんです。そんななかで、SUPER☆GiRLSさんのツアーのオープニングアクトもまかされて、ちゃんとパフォーマンスをしなきゃいけなかったので必死でした。しかもSUPER☆GiRLSさんやCheeky Paradeさんのステージはコールする人が多いのに、GEMだととっつきにくそうなお客さんが多かったのも不安で。

――何でとっつきにくかったんですか?
金澤GEMは一緒に盛り上がるというよりパフォーマンスを見せるとか笑ったらダメとか、そういうコンセプトの曲が多いから、お客さんもコールがしにくいんです。それでみんなで一度、スタッフさんに相談したら、いずれはコールが起きるかもしれないよって言われて。今となれば曲がどうのこうのではなく、私たちの工夫や表現力しだいで伝わるんだなって実感しています。

アイドルのなかで、てっぺんをねらっていきたい!

――さまざまな苦労の末、正式メンバーとデビューが決まったときはどんな気持ちでした?
小栗やっと親に恩返しができると思いました。幼い頃からレッスンのための送り迎えとかたくさん迷惑をかけてきて。自分がメンバーになれたのもお父さんやお母さんの協力があったおかげだなって、感謝の気持ちでいっぱいでしたね。
金澤正式メンバーが決まったことで、“この10人でやっていくんだ”ってみんなの心がひとつになったのも嬉しかった。私はリーダーという立場なのに最初の頃はグループをまとめられなくて。でも今はすべてを受け入れて、本当にいいグループだと胸を張って言えます。


――デビュー曲『We’re GEM!』も、そんな今までのみんなの想いをギュッと詰め込んだ曲になっていますね。
森岡この曲は実際に作詞家さんが私たちの夢への道をヒアリングしながら書いてくださっていて。10人の人生そのものが表現されているんですよ。
武田私はダンスがメインになったミュージックビデオもすごくGEMらしいと思いました。
村上でも撮影は大変だった!踊りながらカメラを観るタイミングがわからなくて。
森岡全員で踊るシーンは50回以上踊ったよね?逆にソロシーンは一発撮りで、すごく緊張しました。
小栗でもそれがフツーだと思っていたのでみんな必死に踊りました。

――さすが(笑)。デビュー曲も含め、今後のGEMの注目ポイントは?
村上デビュー曲だけでなくGEMは曲によって雰囲気がまったく変わるので、ステージではいろんな表情の私たちを見て欲しいです
南口あとライブはセットリストを立てたりライティングをお願いしたり、自分たちで構成しているんですよ。曲順とかにも意味があったりするのでそこも注目してもらえれば。
金澤曲数がまだ少ないぶん、ライブを観てくれる方が飽きないように見せるためのステージ作りは大事で。そこはデビュー前から鍛えられましたね。
森岡そういう部分も含めて、これからもアイドルだけどアーティスト性も兼ね備えている魅力を存分に出していきたい。そしてアイドルのなかで、てっぺんをねらっていきたいです。

――ではやはり目標は東京ドームとか?
全員はい!目指します!
(文:若松正子)

「We’re GEM!」ミュージックビデオ

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