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水樹奈々×T.M.Revolution『夢のコラボ第2弾! 前作を超える“激アツ”ナンバーが誕生』
お互いに相手を信頼し合い120%を目指せた
西川貴教今回は“俺が水樹奈々を支えているんだ”っていうチームの中に僕が割って入るわけですから、それはそれは大変なことでした(笑)。でもみなさん素晴らしいものを作ろうっていう熱意と情熱を持って楽しみながらやってくれて、嬉しかったし清々しかったですよ。
水樹奈々私は緊張しました! 一国の“王”がやってくるわけですから!(笑)失礼がないように、そして気持ちよく歌っていただけるようにと、おもてなしの仕方をいろいろ考えたりもして。でも自分がお迎えする側になって改めて、前作の西川さんチームの素晴らしさを感じて……。素敵な現場を作ってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいでした。
――そんな中、今作はさらにパワーアップした楽曲となりましたが、レコーディングはどんな雰囲気でしたか?
水樹今回は私が先行で、西川さんの声を想像しながら歌いました。2人の魂が共鳴し合って本能を引き出し合っているような、より攻めた情熱的な曲に仕上がりました。前作はクールに装いながら内側を熱くっていうイメージだったんですけど、この曲は見るからに激アツ(笑)。そして勢いだけではなく、きっちりドラマがある。そういう熱量を全力で込めて西川さんに託したら、すべてを受け止めてくださったんです。
西川僕は水樹さんからのサーブがなかなかの切れ味だったので、当たり前に返せないというか。ラケットのガットを張り替えて、玉が変形するぐらいの勢いで打ち返したっていう(笑)。でも120%を目指して打ち合えたのはお互い相手を信頼しているからこそ。それをこの1年で築けたのかなと思いました。
次はバラード? とか、いろんな可能性を考えたくなる
西川こんなの出しちゃっていいの? って(笑)。“デュアリズム”って要はデュエットのことだけど、そういうカテゴリーに収まらない新しい歌の形ができたなと。9月の『イナズマロック フェス 2013』(西川主催の野外ロックフェス)で初めて人前で披露した時も、バックヤードで出演アーティストのみんなが「この2人、歌、うまいなぁ」って純粋に言ってくれていたらしいですよ。
――“イナズマ”ではアンコールに水樹さんが登場したんですよね。
水樹そうなんです! 本当に緊張しましたよ〜。アンコールはライブの最高潮の場面ですし、来年に繋ぐバトンを届ける一番大事なところで……本当に責任重大でした! しかも歌の部分以外はMCとか何も打ち合わせをしていなかったので、曲のタイトル紹介はなぜかユニゾンになってしまって……(笑)
西川これはキングさんの作品だから、僕がタイトルを言っちゃダメじゃないの? って突然思ったんですよ。で、言う直前にバッと水樹さんを見たら、“そういうこと!?”っていう顔をしていて。あの怪訝(けげん)な顔は忘れられない(笑)
水樹いきなりでビックリしました(笑)。探り探りのタイトルコールでした(笑)
――歌だけでなく、そういったトークの呼吸や掛け合いもすごく合っていますよね。
西川そこは2人で何度もライブに出たおかげですね。僕もこう見えて実はすごい緊張症で。水樹さんのライブに僕がお邪魔した時は、裏で心臓がバクバクしていたんですよ。そういう綱渡りな場面をお互い共有してきたので、自然と合うようになった気がします。
水樹私も緊張しいで。だからシンクロ率は上がりつつも、良い緊張感は常にあって。でも遠慮することなく全力でぶつかっていけるようになりました。
西川今回歌詞の中に<この右手と この左手>っていうフレーズが出てくるんですけど、2人で歌っている時に水樹さんの差し出す右手が視界に入ると僕も左手が無意識に出ていて。自然と手が重なり合う瞬間は毎回、ゾワッときてます。「革命デュアリズム」はそういう次のフェーズというか。自分たちを次の領域に持っていってくれた曲だと思うので、じゃあ今度はどこにいこうか? これだけテンポの速いものがいけたから次はバラードはどうだろうか? とか、いろんな可能性を考えたくなりますよね。
――お2人のバラードはぜひ聴いてみたいです。
水樹バラードでも多分、激熱でしょうね(笑)
西川それで、実際にバラードをやったら、アルバムはどうだろう? とかいろんなポテンシャルや想いが湧いてくる。この企画が立ち上がった時に、お互い“これ以上の相手はいない”と思ったけど、そこに間違いはなかったなって改めて感じますね。
(文:若松正子)
最強コラボ再び! 「革命デュアリズム」ミュージックビデオ
関連リンク
・【前作インタビュー】最強コラボ実現のいきさつは?
・【水樹奈々インタビュー】自身を活性化するものは?
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・公式サイト