本日1月9日は成人の日。コロナ禍で迎えた成人式も今回で3年目を迎える。さらに今年は、民法改正により2022年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられ、18歳〜20歳が新成人を迎えた。ORICON NEWSも2002年4月2日〜2005年4月1日生まれの著名人を対象に恒例の『期待の新成人ランキング』を調査。その結果、昨年6月に18歳となった俳優【芦田愛菜】が首位に輝いた。

子役から見守ってきた“愛菜ちゃん”「将来どんな大人になるか楽しみ」

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  （2013年8月）映画『パシフィックリム』出演時のインタビュー（写真：鈴木一なり）
  

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  （2019年7月）自身初の単行本『まなの本棚』の記念会見時（C）ORICON NewS inc.
  

　俳優の【芦田愛菜】（18歳）が、全世代からの期待を集め堂々の1位に輝いた。子役として3歳から芸能界に入り、2010年のドラマ『Mother』（日本テレビ系）で実母からネグレクトを受ける少女を熱演して、認知の獲得以降、多方面で活躍。その後もNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』、ドラマ『マルモのおきて』（フジテレビ系）など数々の話題作に出演し、現在もなお、様々な賞を受賞し“国民的俳優”として実績を積んでいる。

　俳優以外にも学業と並行して、『サンドウィッチマン＆芦田愛菜の博士ちゃん』（テレビ朝日系）などバラエティ番組のMCやナレーションなど仕事の幅も広げている彼女。昨年大みそ日に放送された『第73回NHK紅白歌合戦』では審査員も務めた。

　アンケートでは、「子役から活動してきて、イメージを大きく変えることなく活躍を続けているので、新成人になってより幅が広がるのではないかと期待されるから」（大阪府／50代・男性）、「可愛い子役のイメージだったのが最近見た時に一気に見た目も考え方も大人っぽくなっていて驚いた。日本を代表する大女優になりそうな予感がするので」（山梨県／20代・女性）と幼い頃から見守ってきた視聴者の声が。

　また、「バラエティで見せるお茶目な姿もかわいいが、学業成績も優秀と聞いたことがあるので、将来どんな進路を選択するのか興味があるから」（青森県／40代・男性）と、俳優にとらわれない活動も予感させる芦田に、今後の進路先にも注目が高まっている。

　昨年は『タレントCM起用社数ランキング』（ニホンモニター）で初の年間1位、『テレビCM放送回数ランキング』（エムデータ）でも年間1位を獲得し、メディア露出も多い1年だった。公開中の劇場アニメ『かがみの孤城』では声優としてオオカミさま役を演じている。今年も多彩な活躍が楽しみだ。

“令和の将棋ブーム”をけん引　発信力＆影響力にも期待

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  発言も注目されている藤井聡太竜王(C)ORICON NewS inc.

　将棋棋士の【藤井聡太】竜王（20歳）が2位にランクイン。2016年に史上最年少で四段昇段を果たすと、そのまま無敗で公式戦最多連勝記録を樹立した。デビューからの29連勝など社会現象的な人気は「藤井フィーバー」と言われて、同語は「2017ユーキャン新語・流行語大賞」にも選ばれた。

　その後も数々の最年少記録を塗り替えて、現在は竜王・王位・叡王・王将・棋聖の5つのタイトルに在位。1月8日開幕のALSOK杯王将戦七番勝負で羽生善治九段と対戦することも注目され、将棋ブームは継続中だ。

　彼の活躍により、将棋に詳しくなくとも興味を持つ人が増え、「アイドルは飽和状態だけど、こういう世界での新星は滅多にいないので応援したい」（佐賀県／30代・女性）、「今の将棋界で飛び抜けてる。一将棋ファンとして注目しないわけにはいかない」（千葉県／30代・男性）などの声が寄せられた。

　また、藤井竜王は、「望外」「僥倖」「森林限界」など豊富なボキャブラリーで知性を醸し出すだけでなく、「ワンチャンある気がする」など若者言葉もさりげなく発する点も話題となってきた。それだけに「記録を伸ばしてほしいのと新たなものを気づき上げること、人としての発信力・影響力も期待しています」（東京都／50代・男性）との意見もあった。

子役から成人への転換もスムーズに、マルチな活躍にも期待

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  杏＆鈴木福　映画『妖怪人間ベム』インタビュー（写真：逢坂聡）
  

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  18歳になった鈴木福(C)ORICON NewS inc.

　18歳の【鈴木福】も新成人になり、3位に選ばれた。2011年に芦田と共演したドラマ『マルモのおきて』（フジテレビ系）では、主題歌「マル・マル・モリ・モリ！」で歌手デビューし、同年の『第62回NHK紅白歌合戦』に芦田とともに最年少の7歳199日で出場した。

　昨今は、俳優以外にもバラエティ番組、報道番組のコメンテーター、YouTubeチャンネルなどマルチに活躍。4人兄弟の長男であり、SNSやテレビ等で妹や弟と共演し、お兄ちゃんぶりを披露することも視聴者から好感を集めている。

　寄せられたコメントには「子役からの成長、落ち着いた雰囲気に自分をしっかりと持ち表現できる所作ふるまい、今後、どんな姿をみせてくれるのか楽しみです」（鹿児島県／40代・女性）、「子役だった彼が報道番組のコメンテーターでしっかり自分の意見を述べていて感心したから」（茨城県／50代・女性）など、我が子のように見ている女性が多数。

　また、音楽番組『CDTVライブ！ライブ！』（TBS系）にも不定期にスペシャルサポーターで出演。10代代表として等身大の姿を見せてくれている。同年代からも「どんどん素敵な男性になっていってると思うので」（神奈川県／20代・女性）との意見もあった。

　幼い頃から仮面ライダーファンを公言してきた鈴木が、放送中の『仮面ライダーギーツ』（テレビ朝日系）に、昨年12月25日放送回から謎の男・ジーン役でレギュラー出演。新たな“大人の顔”を見せてくれそうだ。

紅白出場のアイドルたちも続々ランクイン

　3年ぶりの白組優勝に沸いた『第73回NHK紅白歌合戦』。出場アーティストからも、“期待の新成人”が多数ランクインした。

　4位の【道枝駿佑】（20歳）は、なにわ男子として初出場を果たし、デビュー曲「初心LOVE（うぶらぶ）」を歌唱。ツイッターやデータ放送を利用した演出企画も大きな盛り上がりを見せた。

　そんな道枝は、グループでの活動と並行して俳優としても出演作を増やし、昨年は4月期放送のドラマ『金田一少年の事件簿』（日本テレビ系）に金田一一役で主演。また、映画『今夜、世界からこの恋が消えても』で映画初主演を務めた。2023年もアイドル、俳優としての活躍を期待する声が多数寄せられている。

　「ルックスももちろんですが、人間としてもとても可愛いので、これからもずっとピュアでいてほしいです」（茨城県／20代・女性）、「すごく真面目でいい人なのでこれからもドラマや映画歌で活躍して欲しいから」（大阪府／20代・女性）などのエールが送られた。

　5位はSnow Manの【ラウール】（19歳）がランクイン。Snow Manは、昨年9月に発売された2ndアルバム『Snow Labo. S2』（スノーラボエスツー）が、12月発表の「オリコン年間ランキング 2022 作品別売上数部門」において「アルバムランキング」、「合算アルバムランキング」で1位を獲得し、2冠を達成。アーティスト活動も順調な1年となった。

　ラウールは父がベネズエラ人、母が日本人のハーフであり、身長190センチの圧倒的なスタイルと圧巻のパフォーマンス力で知られている。さらに昨年4月には早稲田大学人間科学部健康福祉科学科（通信教育課程）に入学、ジャニーズ初のパリコレランウェイなど、多方面で活躍中だ。

「年上ばかりのSnow Manのセンターで圧倒的な存在感を出していて、とても新成人とは思えない大人っぽさと色気を放っているのに、メンバーと話している普段の雰囲気は子どもっぽくて可愛らしさもあって、色んな顔を見せてくれるので」（兵庫県／30代・女性）、「15歳でSnow Manに加入し、身長190センチ、股下99センチで、学生生活とグループ活動を両立しながら、センターを務めているところがかっこいい！」（長崎県／10代・女性）などの声があった。

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  活動を再開させ、今年はより活躍に注目が集まる日向坂46の小坂菜緒 (C)ORICON NewS inc.

　8位にランクインした【小坂菜緒】（20歳）は日向坂46メンバーの一人。『紅白』では、山内惠介や日本ハムファイターズガールらと共に会場を盛り上げた。グループとしては、ライブでの定番曲「キツネ」を歌唱し、“きつね色”に染めた。小坂は2021年に体調不良により活動休止していたが、2022年に復帰。7thシングル「僕なんか」で4thシングル以来3作ぶり5作目のセンターポジションを務めた。

「日本らしい清楚で可憐な好感ある華や魅力があるから」（神奈川県／30代・男性）、「日向坂46のエースとしてこれからの活躍に期待してるから」（兵庫県／30代・男性）、「グループを牽引する人気メンバーで休養から復帰してますますの活躍が期待できるから」（東京都／20代・男性）など、“日向坂センター”としての活躍を期待する声が多数寄せられた。

　“マルモリ”で一世を風靡した【芦田愛菜】、【鈴木福】がそろって18歳となり新成人に。ほかにもランキングには【本田望結】（18歳）や、【桜田ひより】（20歳）など、芦田や鈴木と同時期から活躍している俳優が多くランクインした。成長と共に当時のイメージから少しずつ脱却していっている姿も印象的だ。

　今年のみ、18歳から20歳までを含むランキングとなったが、大人の一歩を踏み出すことで、さらなる飛躍を見せてくれる彼らにエールを送りたい。

【調査概要】
調査時期：2022年12月14日（水）〜12月19日（月）
調査対象：計1000名（自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女）
調査方法：インターネット調査
調査機関：オリコン・モニターリサーチ

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