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別格の存在感を示した韓国発のエンタメコンテンツ〜「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」
韓国作品で世界的成功、からのハリウッド進出
米時間11月7日にルーカスフィルム「スター・ウォーズ」の実写ドラマシリーズ『アコライト(原題)』への出演が発表されていた、ドラマ『イカゲーム』でエミー賞を受賞したイ・ジョンジェからビデオメッセージが届き、「ディズニーの仲間入りができてうれしい。ぜひとも期待してほしい」と語った。
『アコライト(原題)』では、主演のアマンドラ・ステンバーグ(ドラマ『ヘイト・ユー・ギブ』、映画『ディア・エヴァン・ハンセン』など)の次にイ・ジョンジェの名前があり、「マトリックス」シリーズのキャリー=アン・モスの出演でも注目されている作品。ほかに、マニー・ジャシント、ダフネ・キーン、ジョディ・ターナー=スミス、レベッカ・ヘンダーソン、チャーリー・バーネット、ディーン=チャールズ・チャップマンらが出演する。
動画配信サービスによって世界配信された作品で注目されれば、ハリウッドのグローバルなテントポール作品(映画スタジオやテレビネットワークの業績を支える番組や映画)に出演するチャンスに直結する。それを韓国のエンタメコンテンツと俳優たちが先駆けて実証してくれた。
韓国発のエンタメコンテンツは最多13タイトル
日本は、『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』をはじめとするアニメーション5作品とドラマ3作品(『ガンニバル』、『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』『House of the Owl(原題)』)。
インドネシアは、『ティラ(原題)』、『ウェディング・アグリーメント ザ・シリーズ シーズン2(原題)』、『リサズ・ジャーナル:フロム ダヌール ユニバース(原題)』など計6作品。オーストラリア/ニュージーランドは、『ザ・アートフル・ドジャー(原題)』と『クリアリング(原題)』の2作品。
韓国は、ドラマ作品に加えて、BTSやNCT127などK-POPボーイズグループのドキュメンタリー作品、バラエティ番組を含む13タイトルが解禁となった(ラインナップは下段に掲載)。
ディズニープラス オリジナルの音楽ドキュメンタリーシリーズのひとつ『BTS MONUMENTS: BEYOND THE STAR(原題)』の発表では、主人公であるBTSのビデオメッセージが用意されていた。「僕たちの成長と音楽的なストーリーを込めたドキュメンタリーです」(SUGA)、「僕たちのこれまで語ってこなかった心のうちも見ることができます」(V)と作品をアピールする映像が流れただけで、会場は華やかなムードに変わった。
BTSからの動画メッセージ
ショーケースの冒頭、主催者でもあるディズニー・カンパニー・アジア・パシフィック プレジデントのルーク・カン氏 は「『ビッグマウス』『サウンドトラック #1』『IN THE SOOP フレンドケーション』は、APACのほとんどの市場において、配信初週に最も視聴された作品にトップ3にランクインした」と、韓国発のエンタメコンテンツの実績を紹介し、「APACからのコンテンツは次の100年の中心となることだろう」と続けた。それを牽引する存在として、韓国発のエンタメコンテンツに大きな期待が寄せられているし、今回発表されたラインナップを見ると、韓国作品への信頼は維持され、さらに強化されるのではないだろうか。