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佐久間宣行の「人材発掘術」、変わりゆくテレビ界とマンガ界の共通点は?【佐久間宣行×LINEマンガ スペシャル対談】

佐久間宣行プロデューサーが選ぶオススメの1作『先輩はおとこのこ』
僕のキャラとはぜんぜん違うんですけど(笑)、めちゃくちゃハマりました。写実的な書き込みとギャグタッチにデフォルメされた絵柄のメリハリで面白がってたら、急に胸キュンなシーンが飛び込んできたりと、構成がとても戦略的。いわゆる砂糖菓子をまぶしたようなストーリーかと思いきや、話が進むにつれてどんどん深く読み応えのある展開になっていって、そうした読ませ方も含めて志の高い作品だなと思いました。
『先輩はおとこのこ』とは?
「ぽむ」による、女装した高校生の“男の娘”と後輩女子との恋愛を描く話題作。『LINEマンガ インディーズ』への投稿をきっかけに、「トライアル連載」を経てLINEマンガで配信。国内累計閲覧数1億4,248万超(2022年6月10日時点)、世界6ヵ国でも配信中。
》佐久間Pもハマった『先輩はおとこのこ』を読む(外部サイト)

webtoonで見えた世界への可能性、『LINEマンガ インディーズ大賞’22』ではサポート体制も

小室稔樹 ところで佐久間さんはマンガがお好きだと聞きましたが、webtoonも読まれますか?

佐久間宣行 縦スクロールのマンガですよね。このところけっこう読んでますよ、『梨泰院クラス』、『外見至上主義』とか。スマホでの読みやすさは横読みのマンガとは比べものにならないですね。

小室稔樹 もちろん、横読みマンガの文化も残すべきだと僕は思うんです。ただ今の時代、マンガの読まれ方がとてもシビアになっていて、あまり読者さんにストレスをかけると離脱率が上がってしまうんですよね。

佐久間宣行 配信ドラマに近いですね。第1話でどれだけ引きつけるか、かつ物語の主要な世界観をどれだけわかりやすく説明するかしないと、2話3話と見てもらえない。ある意味、マンガ家にとってはいかにストーリーを戦略的に練られるかの訓練になるのかな。

小室稔樹 だと思います。海外では縦スクロールが主流になってきているし、グローバル展開しやすいというメリットもあります。

佐久間宣行 マンガのメジャーフィールドも、それだけ大きくなっているということですね。

小室稔樹 向き不向きもあると思いますし、『LINEマンガ インディーズ大賞’22』は横開きでも縦スクロールでも、それこそ1ページでも応募可能です。

佐久間宣行 ちなみに、今回の賞金を見てびっくりしました。インディーズの賞金じゃないですよ、これ(笑)。

小室稔樹 応募意欲を高めてもらうことと、あとは受賞後のトライアル連載権で思いっきりフルスウィングをしていただくサポートの意味で、設定した賞金額です。

佐久間宣行 個人で表現を世に問える時代だからこそ、編集者なり、客観的な視点でサポートする存在がより重要になっているんでしょうね。合わないと思えばいつだってインディーズに戻れるわけだし、とにかくまずは打席に立とうとすること。そのモチベーションが、これからの表現者には必要なんじゃないかと思います。

小室稔樹 LINEマンガ インディーズの編集者には専門学校講師やアニメーターなど、マンガを送り出す業界を経験してきた人間もたくさんいるので、もちろん作品面でもサポートします。マンガ家としてプロになりたい方は、ぜひチャレンジしてください。

『LINEマンガ インディーズ大賞'22』応募要項

■応募要項:プロ・アマ不問、ジャンル不問、1ページから応募可能、新作歓迎、過去作品も応募可能
■賞および副賞:
 「大賞(1作品)」賞金300万円、トライアル連載権
 「最優秀賞(最大3作品)」賞金100万円、トライアル連載権
 「佳作(最大5作品)」賞金30万円
■選出方法:審査員の審査により各賞を決定
■審査員:LINEマンガ
■応募資格:特になし
■応募方法:『LINEマンガ インディーズ』もしくは専用フォームから応募
■募集期間:2022年6月15日(水)12時〜2022年11月13日(日)23時59分
■結果発表:2022年12月13日(火)12時頃(公式サイトにて)
★『LINEマンガ インディーズ大賞'22』応募・詳細はコチラから!(外部サイト)
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