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(更新: ORICON NEWS

「ギャルになりたい」ワイルドな男性が15キロ減の大変身…“自分らしい生き方”を謳歌「恋愛対象に性別は関係ない」


 「心の底からギャルになりたい!」といった目標を掲げ、女装をするぎゃるひなさん。ほぼ毎日、女性にしか見えない美麗な写真をSNSに投稿し活動を楽しんでいる。そのカッコ良くてキレイなルックスに加え、ストイックに“美”を追求するスタイルは、多くのフォロワーから支持されているが、かつては“ワイルド”な男性だったようで、高校生当時の写真をSNSに投稿するや、たくさんの反響と驚きの声が上がった。そんなぎゃるひなさんに、女装に対するこだわりやギャルを目指す理由を聞いてみたb

“理想のギャル”のボディーラインを目指し、15キロの減量に成功


ワイルドなな学生時代の写真と現在の姿の比較

――「心の底からぎゃるになりたい」とプロフィールに記載されていますね。「ギャルになりたい」と思うようになったのは、いつごろからですか?

ぎゃるひな そう思うようになったのは数年前からですが、実際にメイクをしたり、女の子の服を着て出かけるようになったのは、1年半ほど前からですね。世代的に「セーラームーンになりたい!」という気持ちが強くて、そうした憧れも行動の後押しになっているのかもしれないです。

――なにかきっかけはあったのでしょうか?

ぎゃるひな きっかけというよりは、ずっと憧れていたものに一歩踏み出した…という感じでしょうか。ギャルは可愛いだけの存在ではなく、カッコよくて、力強くて、スマートなイメージなんです。ファッションはもちろん、立ち振る舞いも含めてすべてが魅力的で、そんなギャルに憧れています。

――理想の姿になるために、どのような努力をされたのでしょう?

ぎゃるひな まずはダイエットに励んで、体重を15キロ減らしました。単純に痩せるだけでなく、筋肉質なボディーラインにならないように調整するのは本当に大変だったんですよ。ギャルは季節を問わず、ボディーラインの出る服を着ることが多いので、そこがいちばん頑張ったところですね。それと、普段から気をつけているのはスキンケアやヘアケア。あと、日焼けをしないようにも心がけています。

ギャルの姿のまま男子トイレに入り、迷惑をかけたことも…

――日々の暮らしにおいても変化したことはありますか?

ぎゃるひな バスタイムがかつての倍以上になりました(笑)。入浴後のケアにも気を遣うようになったので、お風呂を沸かすところから換算すると、毎日2時間以上、バスタイム+αに使っていることになります。あとはTwitterでのギャルアカウントを始めて、そこから一気に友だちが増えたり、イベントに参加する機会が増えたのも大きな変化ですね。毎日、とても楽しく過ごしています。

――つねにギャルのファッションで生活をされているのですか?

ぎゃるひな 普段はごく普通の会社員なので、仕事中はすっぴんです。それ以外のプライベートな時間だと、出かけるときはほとんどメイクをしていますね。日用品の買い物など、ちょっと出かける程度の用事でも、そこは欠かさないようにしていて。私自身の理想が、良い意味で“街に溶け込んだギャル”になることなので、努力というよりは楽しむ感覚でやっています。

――ギャルの姿で生活するうえで困ったことはありますか?

ぎゃるひな 女装をしている方みなさん共通の悩みだと思うんですが、お手洗いの使用時は毎回気を使いますね。ふつうに男性用トイレに入ると、他の方をびっくりさせてしまうし、「ここは男性用だよ!」と言われて、お騒がせしてしまったこともあって…。男女兼用の男女兼用お手洗いが空いている場合は、そちらを使わせてもらっています。

――逆に得したと思ったことはありますか?

ぎゃるひな 得したことは特にないかな…? でも、私の活動を理解して優しく接してくれる方や、応援してくださる方がいてくださる。それだけで本当に嬉しくて、ありがたいことだなと感じています。私が私らしくいられるのも、そういった皆さんのおかげだなと感謝しています。


――周囲の方たちの支えもあって、活動を続けられているわけですね。とはいえ、ときには生きにくさを感じるような局面もあったりするのでは?

ぎゃるひな 周囲から何かを言われるというより、内面的な問題になるんですけど、私自身、男性として女性の格好がしたいだけなのか? 心身ともに女性になりたいと思っているのか? その答えがまだ出ていないんです。なので「結局どうなりたいの?」と言われても、明確に答えられなくて、そこでずっとモヤモヤしている感じです。

――自分探しの真っ最中といったところでしょうか?

ぎゃるひな 「本当の自分ってなんだろう?」と考え込むこともありますが、どんなときでも“私らしく生きていたい”と思っているので、焦らずにゆっくりと答えを探していきたいですね。今の私が、17歳のころの写真を見ておもしろいと感じるように、何十年後かの歳を重ねた私が、ギャルを目指している“今の私”の写真を見てほほ笑むことができたら、いい人生を送れているんじゃないかと。

――SNSでの質問箱に対して、「恋愛対象に性別は関係ない」といった旨の回答をされていましたね。

ぎゃるひな 今のところ、男性と恋愛関係になったことはないんです。でも、さまざまな方と出会って、いろんな価値観を知るなかで、「恋愛対象に性別って関係ないな」と思うようになりました。カッコ良かったり、きれいだったり、尊敬できるところがあったり。自分にないものを持っている方に惹かれて、好意を抱くことができれば、性別は関係なく恋愛できると思っています。なので、「性別なんてどっちでもいいじゃん!」と今は思っています。

――率直なご意見を聞かせていただき、ありがとうございます。それでは最後に、ぎゃるひなさんの今後の目標や、チャレンジしたい物事を教えてください。

ぎゃるひな 「どんなときでも自分らしくありたい」という思いは、私自身の行動理念としてずっとあり続けるので、これからも変わらずに、カッコ良くてきれいなギャルを目指しながら、自分を磨いていきたいと思っています。メイクもネイルも、まだまだ勉強することはたくさんあるので、理想のギャル像に近づけるよう、これからも頑張ります!


取材・文/ソムタム田井
ぎゃるひなさんTwitter:@ageagehina(外部サイト)

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