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【意識調査】批判集まる「路上飲み」20代の意識は? 「対面飲み会」への迷いも…飲酒にまつわる考えを調査

 昨年来のコロナ禍で、問題視され続けてきた飲食店での酒類提供。「オンライン飲み会」の急速な盛衰がありつつ、一方でいわゆる「若者の路上飲み」が迷惑行為としてメディアで取り上げられるなど、飲酒をめぐる話題が常に大きく注目されてきた。実際に、コロナ禍で人々の飲酒行動に変化はあったのか。また、飲酒に対する意識はどのように変わり、あるいは変わらなかったのか。ORICON NEWSでは全国の20代〜60代男女1000名を対象に「飲酒行動」について調査を実施した。

コロナ禍での「路上飲み」経験者はごくわずか、20代も他世代と意識の差異はなし

 新型コロナ以前なら、仮に見かけてもよほどの騒音を伴わない限りはスルーされがちだったであろう「路上飲み」。緊急事態宣言下での飲食店の時短営業や酒類提供禁止の要請が影響して、「路上飲み」の増加が問題視されるようになっている。実際に【路上飲みしたことがある】という回答は、今回の調査では全体の3.2%にすぎない。78.0%の人が【路上飲みしたことはなく、する人の気持ちもわからない】と回答し、【経験はないが気持ちはわかる】という人も18.8%と2割弱という結果になった。

 若者のイメージが強い「路上飲み」だが、50代でも路上飲み経験者が4.0%は存在する。20代が4.5%と最多だが、最多ではあるものの、大きな違いは見られなかった。また、【経験はないが気持ちがわかる】と「路上飲み」への共感を示した20代も18.0%と、全世代の回答と同じ傾向を示した。

 「外で大人数で変わらずにやってる連中を見ると腹が立つ」(20代男性/東京)、「会社を出たら、目の前の道路で酔っぱらいがよく路上飲みをしていて怖い」(40代女性/東京)など、年代別に見ても各世代で「路上飲み」に対する意識に大きな差は見られなかった。

「自宅での一人飲み」が7割強、コロナ前後で飲酒量・頻度に変化ありは3割「宅飲みで飲酒量増えた」

 ではアルコールを楽しむ頻度や量についてはコロナ前後でどのような変化があるのか。「飲酒の頻度に」ついて最も多い回答は【変わらない】35.5%。次いで【飲酒機会が減った(飲酒をやめた含む)】が全体の約1/4にあたる25.4%となった。逆に【増えた】という回答は8.2%と1割に満たない。ちなみに【お酒は飲むことができない/もともと飲まない】層は約3割存在する。

 「飲酒する量」についても、ほぼ同様の傾向となり【変わらない】が35.2%、【減った】24.2%、【増えた】9.7%という結果で、もともと飲めない3割を加えるなら65%以上がコロナ前後でアルコールへの態度に変化は見られない。「外で飲酒できず、家の中には他に酒を飲む人がいないので自分もほとんど飲まなくなった」(40代男性/神奈川県)という人もいる一方で「一人で酒を飲みすぎて吐いた」(30代女性/福岡県)、「基礎疾患を持っている家族の飲酒の量が宅飲みなのに増えている」(40代女性/埼玉県)など健康へのリスクが高まっているケースも見られた。

 普段から飲酒をする人(614名)に「飲酒のシチュエーション」を聞くと、【自宅での一人飲み】が7割強(73.3%)とメインに。2人以上というケースでは、【自宅や友人宅での対面飲み】(33.7%)が目立つが、【飲食店での対面】も11.6%と根強いことがわかった。一方、【オンライン】を最も活用していると回答した割合は7.8%におさまった。

 また、【飲酒量が増えた】と回答した人(97名)の中では、【自宅での一人飲み(81.4%)】【オンライン(14.4%)】の回答が【減った】【変わらない】の回答者よりもそれぞれ多くなっているのが特徴的だった。

対面での飲み会「悩んだことある」20代は40%、50代の約2倍の結果に

 自宅での一人飲みが強く支持される一方で、「最近1 年間で、対面式の飲み会に参加するかどうか悩んだことはありますか」という問いには、全体の27.4%が【悩んだことがある】と回答。年代別で比較すると20代で悩んだ経験ありが40.0%に対し、50代では21.0%とほぼ倍の開きがあった。ただし、実際にその対面式の飲み会へ参加したかどうかでは、20代の参加が25.0%、50代が16.7%という結果に。また結局は延期・中止などで「開催されなかった」という幻の飲み会も、過去1年間で全体の38.7%と4割近くに達していた。

 「たまに対面での飲み会に参加すると、その後感染していないか不安になり体調を気にしてしまう」(20代女性/愛知県)、「家族での会食がOKなら一人暮らしの人たち4人が毎週誰かの家で会食するとかもOKになる、少なくともリスクの点では変わらないのかな」(20代男性/東京都)という意見もあった。

「職場」の飲み会への需要、20代では2割以下 「お酒がないと盛り上がらない関係は無駄」の声も

 コロナ以前は「飲みニケーション」でもあり「アルハラ」の温床でもあった、職場やプライベートでの懇親を目的とする飲み会について、「懇親目的の集まりに、アルコールはあった方がいいと思うか」という問いかけで調査。全体では、【職場の飲み会】25.1%、【プライベートの飲み会】35.7%はあった方がいいという回答となった。ただし【いずれもなくて良い】という意見も35.2%と一定の割合を占めた。

 年代別に見ると【職場の飲み会】へのニーズは20代で最も低く19.0%。【いずれもなくて良い】と答えた割合でも20代は39%と多めで、最多は30代の43.0%。この割合が最も少なかったのは50代で28.5%となった。

 「お酒がないと飲み会が盛り上がらない、成り立たないような関係であればそもそも飲み会自体無駄だと思う」(20代女性/兵庫県)「飲み会がないと親睦にならないと思っている人が会社に多いのがうざいです」(40代男性/茨城県)という火の玉ストレートな意見もある一方で、「適量なら気分も良くなり饒舌になるのでコミュニケーションのプラスになる」(40代男性/富山県)というメリットを推す声も多かった。

 ワクチン接種が進んだ10~11月には、緊急事態宣言下でも飲食店での酒の提供や時間制限を緩和するといった議論が報道で発表される中、コロナ禍で自粛されていた対面での飲み会も再開の動きが強まるだろう。新型コロナの以前でも以後でも、強要や同調圧力を避けながら、個人が適量をそれぞれの場で楽しむことがアルコールとの付き合い方で肝要なセオリーであることには変化はない。世代間や個々人の意識のギャップを考慮した飲み会が引き続き、今後もキーワードになっていくだろう。
【調査概要】
調査時期:2021年8月11日(水)〜8月16日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコンモニターリサーチ(外部サイト)】会員20代、30代、40代、50代、60代の男女、年代各200サンプルの均等割付)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコンモニターリサーチ(外部サイト)

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