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コンシャスビューティ、低分子コラーゲン、レチノール!韓国コスメ2021年最新トレンド【ハングクTIMES Vol.21】
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ハングクTIMES Vol.21【コスメ】
ハングクTIMES Vol.21【コスメ】
そんなあなたに、グルメ・ファッション・コスメなど気になる情報も含めて、韓国在住のライターが現地の最新レポートを週替りテーマで毎週金曜日にお届けします!
今回は、個人的にも大好きな韓国コスメの2021年の最新トレンドについて。
2021年の韓国美容のキーワードとして、「コンシャスビューティー」「低分子コラーゲン」「レチノール(ビタミンA)」の3つをピックアップしてみました。ひとつずつご紹介してきますね。
トレンド1「コンシャスビューティー」
韓国では、2020年から「クリーンビューティー」や「ヴィーガンコスメ」がかなり盛り上がっていて、以前だったらお洒落なコスメストアに行かなければ手に入らなかったものが、今では街中のコスメストアでポップやコーナーが設置され、気軽にアクセスできる身近な存在になりました。
トレンド2「低分子コラーゲン」
今まで「コラーゲン」は、肌の真皮の主な構成成分で、肌の弾力や水分保持力を保つために欠かせないものとして知られてきて、さまざまな化粧品にも使われてきました。
しかし、それらは分子が大きすぎてきちんと肌や体に吸収されにくいという欠点があり、コラーゲンに対する関心が薄れてきた感がありました。
ところがここ最近の技術力の進化によってより低分子化させることができるようになり、以前に比べると何十倍〜百倍も浸透しやすくなったということが昨今のトレンド熱を加速させている理由なんです。
また、コラーゲンはそれだけでは効果を発揮しにくいため、ヒアルロン酸やエラスチン、ビタミンCを一緒に使うのがよいと言われています。
加えてアンチエイジングに効果的なレチノールやビタミンA誘導体軟膏などを塗ることもコラーゲン再生に役立つという声もあり、コラーゲンとその再生を促す「コラーゲン導入系」のアイテムも同様に注目を集めています。
コラム:飲むコラーゲンは「植物性」が話題
現在は、第3世代として「植物性コラーゲン」が話題です。これはハイビスカス、きのこ、カノーラなどの原料から作られるもので、フィッシュコラーゲンよりも分子量が小さいという長所があります。
しかも、フィッシュコラーゲンで話題になっていた重金属成分の議論や魚類アレルギー反応から脱することができ、最近のトレンドの中心にあるヴィーガン傾向に支えられて、さらに注目されています。
ただ、軟骨・筋のような結合組織から発見される繊維タンパク質のコラーゲン成分が「植物」に存在するの?という議論が盛んなのも事実。じゃあ、結局なにが一番いいのか?という疑問に対する結論は出ていなくて、個人の選択なのかなというところ。
トレンド3「レチノール(ビタミンA)」
価格が張るものが多いですが、大手はもちろん各ブランドから「レチノール」「レチナール」といったアンチエイジングに有効といわれる成分を使用したアイテムが登場しています。
成分が強いため敏感肌向けの商品はあまりないのが難ですが、アンチエイジングカテゴリーにおいて今や欠かすことのできない話題の成分です。
また、強い刺激のために使用には注意点があります。例えば、紫外線に非常に反応してしまうため朝は使用できず、使用した翌日は必ず日焼け止めを使用することや、保湿をしっかり行うこと、マデカソサイド・シカなどの肌の再生・鎮静に優れた成分と一緒に併用したほうがよいなどが挙げられます。
さらに、なれないうちは皮がむけることもありますので、まずは少量から使ってみることをおすすめします。使用するときは注意しましょう。
韓国で大ヒットしているレチノールコスメの代表格は、「IOPE レチノール エキスパート 0.3%」や「Dr.different ビタAクリーム フォルテ(※レチナール成分が0.1%)」など。
韓国の最新美容はどんどん進化中!
次々に誕生する韓国コスメの新ウェーブ。気になるアイテムがどんどん登場するので楽しくて仕方ありません。最新の韓国美容をこれからもチェックしてお届けします!
今週のエンタメニュース
韓国在住。日本でファッション雑誌の編集者として働いた20代を経て、セブ島とロンドンに短期留学後、webメディアの編集とフリーランスの編集ライターとしても活動。留学中に出会った韓国人男性と3年半の遠距離恋愛後に結婚し渡韓。現在は日本メディアへの執筆・PR・日本企業と韓国企業をつなぐ仲介をしている。インスタグラム【@aiko_shin4】。5月25日にはオンラインのジュエリーセレクトショップをオープン【@owol__official】。