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「あるあるが、あるすぎて、くるしい…」中2のクラス全員に50日間密着映画に反響、14歳の希望と苦悩を今映す意義
14歳は様々な感情が入り混じる“意味不明”な時期「公立校に密着できたのは奇跡」
企画は間違いなく面白そうだが、ドキュメンタリーとして「一般の多感な14歳」を「1学級まるごと」撮影するのは、想像を絶する大変さがありそうだ。どうやって実現させたのか。
「まずリサーチ会社の協力を得て、学校探しから始めました。400校くらいリサーチした中で、手を挙げてくれたのは4校程度。その中に公立校がいてくれたのは奇跡ですね。もともと公立校の方が多様性と一般性があると感じていましたが、手を挙げてくれる学校がいるか不安でした。実現した要因には、担任の先生の協力も大きかったです。取材の前から、ご自身で授業中にカメラをまわし、『学級通信』として保護者向けにシェアなどもしていたそうで、保護者ともメールなどでコミュニケーションを頻繁にとられている先生だったからこそ、皆さんに集まってもらって直接プレゼンする場を設けていただくことができました」(栗林氏)
生徒全員と保護者に許可をとった上で、約50日間の密着取材が始まった。毎朝7時に学校に行き、男子の班と女子の班、それぞれ1チーム3人(カメラマン、録音、ディレクター)体制で、登校時から授業中・休み時間、ときには習い事の時間も含め、夜までずっと一緒に過ごすこともあったという。