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「うっせぇわ」大ヒットのAdo、大反響に戸惑いも? 社会への怒りぶつける歌詞に共感「学校のルールに苦しみ悩んだ」
大きすぎる反響にヘンな汗、メディア露出は「客観視できない」
――「うっせぇわ」が動画再生数はもちろん、ランキングを席巻するなど、大ヒットを記録しています。今の状況をどう捉えていますか?
Ado とんでもないことになったと思っています。YouTubeの再生回数もどんどん伸びて、完全に想定外と言いますか、「こんなに大きい存在になっていいのかな」と思ったり…ちょっとヘンな汗をかいています(笑)。いろんな方が「うっせぇわ」の歌ってみた動画を投稿してくれているのも嬉しいですね。私が知っている芸能人の方、クリエイターやインフルエンサーの方がカバーしてくれているのを見ると、「え、なんで?」ってスマホを投げちゃったり(笑)。
――テレビやラジオのインタビューを受けることも増えていますね。
Ado メディアに出ている自分を客観視できないですね。小学生の頃、「歌い手になって、取材とか来たらどうしよう」って妄想していたんですけど(笑)、夢が叶って、不思議な気持ちです。生活面では特に変化はないですね。たまに友人が「すごいことになってるね」とLINEしてくるくらいで、これまで通り接してくれています。
子どもも口ずさみやすい「うっせぇわ」、学校のルールで苦しんだAdo自身も共感
Ado そうですね…。かなり強くて攻撃的で、“心の叫び”みたいな激しい曲だと思っていて。サビの“うっせぇうっせぇうっせぇわ”と繰り返すところが耳に残るし、小さい子も口ずさみやすいのかも。
――「うぇせぇわ」って言いたい!という気持ちは誰しもあるでしょうし…。
Ado そうかもしれないですね(笑)。もともと、作詞・作曲をしてくださったsyudouさんの曲が大好きだったので、書き下ろしてもらえたことがすごく嬉しくて。こういう激しくて強い曲を作れる方は、なかなかいらっしゃらないと思うんですよね。WOOMAさんが描いてくださったMVの女の子のイラストも、すごく好きです。
――曲の主人公は社会のルールに対する鬱憤をぶちまけていますが、Adoさん自身も共感できる部分がある?
Ado 怒りには共感できるところがありました。社会人のルールやマナーはまだ経験してないので、「きっとこういう感じなんだろうな」と想像しながら歌って。学校の中にもルールはあるし、私も苦しんだり悩んだりしていたので、そういった部分では共感できますね。
――感情を剥き出しにするようなボーカルも強烈。この歌い方は、どのように作り上げたんですか?
Ado 自分でもよくわからないんですよ。自由気ままというか、好きなように歌っていたらこうなっていたので。ただ、今は誰でもインターネットに(“歌ってみた”動画を)投稿できるので、埋もれないようにしたくて。だったら自分の個性を出したほうがいいし、「やるしかない!」という気持ちでしたね。