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“鬼滅コス”が芸能界でも大流行 “初コス”をささげる人が多い理由とは?
過去に名作アニメは多数も…アニメファン以外をもコスプレ界に取り込む社会現象は稀
しかし、前述の『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめ、『美少女戦士セーラームーン』、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『けものフレンズ』など、人気作かつコスプレイヤー人気の高いアニメ作品は過去にも多数あったものの、『鬼滅の刃』ほどコスプレ姿を日々目にする作品はなかったのではないだろうか?
クオリティの高いものからネタ系まで…今なら何でもあり!? その要因は?
中でも「酒の呼吸」こと椿鬼奴は、当初より鬼滅好きを公言し、『ワイドナショー』(フジテレビ系)でコメントを求められるほど「鬼滅のご意見番」的な立場で、主人公の竈門炭治郎やその妹・竈門禰豆子などのコスプレを披露している。
また、鬼のボスキャラ・鬼舞辻無惨コスはGACKTがレベルが高いと絶賛されると、すぐさま手越祐也も無惨を披露。さらに、なかやまきんに君は猪の頭部を被り筋骨隆々の嘴平伊之助コスで「伊之助そのまんま」と絶賛されるも、その後に披露した我妻善逸コスでは「どうにかならなかったのか…」と苦笑されるオチまでついた。ものまねメイクのざわちんがクオリティの高い竈門兄弟を見せたかと思えば、ドラマ内では永野芽郁が禰豆子を披露するなど、今や鬼滅コスをめぐるバリエーションや話題には事欠かない状況なのである。
もちろん、こうした芸能人×鬼滅コス現象の背景には、コロナ禍による巣ごもり需要や、昨年あれほど盛り上がったハロウィンがこじんまりせざるをえない代わりに、その鬱憤をSNSのコスプレ披露ではらす…といった流れもあるだろう。
しかし、『鬼滅の刃』の時代設定が人気マンガ『はいからさんが通る』でも知られる大正時代であることから、どこか羽織袴姿も懐かしくモダンでもあり、親しみやすい。さらに洋服や戦闘服姿のキャラクターが多い中、差別化もしやすいし、メイクへのチャレンジも楽しい。いわば謝恩会でもよく着る袴で(+竹っぽいものを加味すれば)簡単に禰豆子に変身できるし、ノリ的にも七五三や結婚式のレベルで気軽にコスプレできる世界なのだ。実際、SNSで話題になった「緑と黒のチェックの柄のネルシャツが着れない問題」(炭治郎の服の柄と同じなので恥ずかしくて着られない)が発生したように、令和の現代日本人と鬼滅の世界は驚くほど親和性が高いのである。
“実写化”も注目 全くの未定ながらも“品定め”的な側面も作用
今後もまだまだ続きそうな『鬼滅の刃』現象。これだけ多くの層に支持され、連日のように話題になっているだけに、芸能人にとってはまさに“おいしい”ブーム。ここは一つ“どさくさに紛れて”でもコスプレしておくのが、芸能人の役割とも言える。いつでも「話題になりたい」芸能人と、キャラの実写を「見たい・想像したい」ユーザーとである意味、需要と供給のバランスもいいだけに、鬼滅コスを“手段”とする芸能人はますます増えていくだろうし、今はまだほんの前哨戦なのかもしれない。
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小澤かおりってだれ?