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新木優子、芸歴16年で“遅咲き”だった… オーディション全く受からず「卑屈になりそうだった」
決して順風満帆ではなかったデビュー当時「ダメなところばかりに目を向けてしまっていた」
新木優子「え、自分が?」とびっくりしたのを覚えています。「これがスカウトというものなのか」っていう驚きが強かったと思います。
――すぐにやりたいという気持ちになったのでしょうか?
新木優子その日のうちに母に挑戦したいという気持ちを伝えた気がします。もし自分がテレビの中の世界に入れるのだったらやってみたいなという興味があって、習い事を習うのと同じ感覚でやってみたいっていう感じでしたね。
デビュー当初はオーディションになかなか受からなかったという新木優子(C)oricon ME inc.
新木優子一番は自分を解放して、モチベーションを保とうとする気持ちをやめました。もちろん自分がやりたい、こうなりたいっていう気持ちもすごく大切だと思ったんですけど、その考えを強く持ちすぎていると、自分が卑屈になったりネガティブになったりしてしまう感覚があったんです。あ、これじゃダメだと思って、自分を高めるためにはどうしたら良いのかっていう研究をするようになりました。例えば、台本を読み込んだり、現場の観察をしたり。少ない出番だったとしても倍以上の吸収を目指して努力するようにしたら、自然と楽しくなってきて。楽しめるようになってきたら、どんどんそういう機会が増えてきたように感じます。
――新木さんでも卑屈になった時期があったのですね。
新木優子ありましたね…。当時は何がダメだったんだろうというダメな方に目を向けてしまっていたんですよね。例えば、3次審査までいって落ちてしまった場合に、1次も2次も受かっている自分がいるのにも関わらず、落ちたっていうことだけに意識がいってしまっていたんです。そうじゃなくて、そこまで行けたということがまず良いことであって、更に決定に至るまでに何が違うんだろうというところを問い詰めなくてはいけなかったなと。そこから思考の切り替えを心がけるようにしました。