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潮目変わった? Cocomi&Koki,姉妹のインスタに反響、アンチも白旗あげる“ロイヤルファミリー感”

  • Koki,(C)ORICON NewS inc.

    Koki,(C)ORICON NewS inc.

 外出自粛期間中、たびたび行なわれていたのが、木村拓哉・工藤静香夫妻の長女・Cocomi(ここみ)と次女・Koki,(こうき)によるインスタライブ。6月21日の父の日に行われたインスタライブでは、視聴者からの「トト(木村)以上のイケメンはいる?」との質問に、「トトの若い頃は好きな写真いっぱいある。携帯に入ってる」「私も!」とサラッと回答。両親の顔真似を披露したり、意外なキャラクターが明らかになったり…二世芸能人の宿命として“親の七光り”と批判を浴びることも多かった姉妹だが、一周回って「うちの娘はこんなこと、絶対言ってくれない」、「ほんわかする、すばらしいやりとり」と称賛する声も多数出ていた。世間の声が届いているのかいないのか、何事も優雅に受け流していくさまは、アンチも思わず白旗をあげざるを得ない“ロイヤルファミリー然”とした風格さえ感じられる。

“高貴さ”のなかに抱いた親近感、姉妹インスタライブの意義

 デビュー時に世間をアッと言わせたのは、妹のKoki,。2018年、『ELLE JAPON』の表紙を飾ってデビューした。父・木村拓哉の遺伝子が色濃く出ている顔立ちと、自然とにじみ出るセレブ感に世間は圧倒されたが、同時に二世芸能人の宿命ともいえる“親の七光り”批判も上がっていた。姉のCocomiは今年の4月に『VOUGE』でデビュー。姉は母・工藤静香にソックリと話題になったが、姉妹ともども洗練されたビジュアルと、持って生まれた“セレブ感”“雲上人感”がより強固なものとして確立されていく。

 そんなイメージを変えたのが、先述の姉妹のインスタライブだ。誕生日を迎えた母親のためにケーキを作る様子を配信すると、これまではどんな子たちなのか世間では認識されてこなかったが、Koki,がカットしたイチゴをCocomiが食べすぎて、手作りスイーツに飾るぶんがたりなくなってしまった…など意外にゆる〜く配信される仲睦まじい様子に、(どんだけセレブ感出してくるか!?)と構えていた(期待していた)視聴者も、「何これ、かわいすぎる」と肩透かし&驚きの声を上げたのである。

 それでも2人は、異次元レベルの高嶺の花というイメージは崩しておらず、海外でいうところの“ソーシャライト”(上流階級や富裕層に属し、エンターテインメント性に富み、チャリティー活動に携わったりする人物およびその家族)的な立ち位置にいるのは間違いない。しかしSNSで発信するようになってから、インスタライブ中に視聴者の質問に答えるために、妹のKoki,が「マミー」とサラッと母・工藤を呼び、「私の好きなスイーツってなんだっけ?」と問いかけると「干し芋」と返されるなど、高貴なイメージの中にも“親しみやすさ”が徐々に醸し出されるようになり、新たなファンを獲得しはじめた。

遅れてデビューしたCocomiの強烈な存在感がプラスに作用

 この“親しみやすさ”は、遅れてデビューした姉のCocomiによってもたらされた一面がある。Koki,デビュー時は、父親ソックリのキリリとした気丈そうなルックス、海外ファッション誌の日本版のカバーモデル…といったバリバリのセレブ感、高嶺の花感があったが、Cocomiは母親ソックリで目尻が下がり、どこかほんわかした雰囲気。実際、「ジャンプ系の漫画が好き」と公言し、大流行した『鬼滅の刃』のキャラクターのおまけ付きお菓子で、目当てのおまけが当たったことをインスタのストーリーで報告。世間が「姉はいったいどんな子なんだ…?」と探りを入れる中、あまりの“オタク発言”に拍子抜けした感もあったが、Cocomi=ほんわか・おっとりイメージを根付かせたのである。

 Koki,もかつての“Koki,ならぬ高貴”といったイメージから、“姉に甘える”いかにも妹っぽい“素”の部分が垣間見え、印象も親しみやすさへとシフトしたようであり、インスタライブの姉妹共演はお互いにプラスに作用したのである。

もはや別次元? 市井からの批判は気にならない“ロイヤルファミリー感”

 こうした状況に、テレビ東京のプロデューサーで『ゴッドタン』なども手掛ける佐久間宣行氏は、自身のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で「でも、まあね、すばらしい。すごいすばらしい、ほんわかしていて。このシーンは名シーンですよ、本当に……うちの娘、言ってくれねえだろうな、『(パパの)かっこいいところ? 全部』って。そんなもん、木村拓哉が父親じゃないから。言えないですよ、こんなの。すばらしいですよ」と大絶賛したのだ。

 さらにはインスタライブでは、「お父さんとお母さんに似ている顔をしてください」との視聴者リクエストに、Koki,がCocomiに「トトが好きな、あれやって」、「マミーの昔、歌ってるときの顔」というと、Cocomiは見事なハの字眉毛の顔マネを披露。これには「DNAおそるべし」、「マミーの物真似大爆笑」、「お父さんが好きな、娘の、母親に似た表情…家族の共通認識としてあるの幸せ過ぎる」等々、大反響を巻き起こした。

 昔から二世芸能人には「親の七光り」批判が付きまとい、「親が○○であることを隠してデビュー」というプロフィールが“美徳”とされることもあった。しかし、Koki,とCocomiにはそんな批判もどこ吹く風、家族のエピソードをサラリと披露しながら、自然に自分たちの“糧”とする。そんな世間とは“別次元”の存在には、やはりロイヤルファミリー的な超越感が垣間見られる。令和の高島忠夫一家、林家三平一族的な芸能ファミリーを築くのか、あるいはまったく新しい“セレブ芸能人一家像”を作り上げるのか、今後もKoki,Cocomi姉妹を含む“4人”に注目していきたい。

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