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オリコンニュース
その時代を撮りたい、カメラマン・太田好治氏
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椎名林檎氏/太田好治氏・撮影
写真を撮るのを目標にしていた方がいらっしゃって、今年初めて撮らせて頂いた。それは嬉しかったですね。長く活躍されている方には、絶対的な才能がありますし、誰よりも影で努力されている。常に厳しいところで戦っています。圧倒的な存在感もあります。人としてお会いした時の「力強さ」とフレームにおさまったときの「覇気」。それらを全て、長年活躍されている方は持っていますし、そういった方々にお会いできるのは本当に光栄なことですよね。
――常に「目標」は立てているんですか?
1年に1枚、「日本中の人が見た」という写真を撮りたいと思っています。つまりそれは「その時代を撮る」という事なんだと思います。過去の作品で言うと、映画『告白』がそうだったと思います。大きい案件になればなるほど、見ていただけるチャンスが増える。そういう写真を撮り続けたいと思っています。
――太田さんにとっての「写真」とは?
「他の職業は星の数ほどあるのに、僕は『写真』を選んだし選ばされた。写真以外、人生の中で褒められたことがないんです。僕が学生時代に映画を撮っていた時も、周りの友達からは褒められなかった。生きていくすべが、唯一『写真』だけだったんですよね。『写真』があって、僕はやっと生きられた。
――最後に、太田さんの原動力を教えてください。
まだ僕は、目指しているところに到達していない。悔しい気持ちもありますし、日々技術、ハードを勉強しています。先ほども言いましたが、僕には「写真」しかない。その写真には「四角のフレーム」しかなくて、その中で構図があります。光があって、色があって、写真にしか表現できないものがあります。これからもどんどんチャレンジしていきたいと思っています。
野田秀樹氏/太田好治氏・撮影(Yahoo!ニュース)
自分が観に行ったライブ写真を見ると、その日の感動や熱気、アーティストの想いまでもが蘇ってくることがある。その1枚には、アーティストや主人公の想いを届けるための念密な準備、その写真を待っているファンの想いを背負っている「カメラマン」の存在がある。僕らにとってはたった1枚の写真でも、カメラマンにとっては何万枚と撮影した「1枚1枚の積み重ね」の結晶。太田氏の「写真」に対する想い、1つ1つの仕事に対する熱意。たくさんの情報が溢れている世の中で、ともに流れてくる「1枚の写真」に、これからは是非注目して欲しい。カメラマン『太田好治』というクレジットとともに。