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「ハリー・ポッターに出てきそう」色とりどりの“羽根ペン”に反響、開発背景に子供の頃の夢

 水玉にグラデーション、幾何学模様に和柄と、色とりどりの羽根ペン『クイルペン』(734円・税込み)がネット上で「ハリー・ポッターに出てきそう」「素敵ペン」と話題となっている。特徴は、本物のガチョウやクジャクの羽根を使用していることだ。開発から発売に至るまで、商品を企画した愛知県春日井市にある雑貨メーカー「ユーカンパニー」の女性デザイナーに聞いた。

“女の子が子供の頃に憧れていたもの”を作りたい

――羽根ペンを制作したきっかけは?

「新商品開発にあたり、“女の子が子供の頃に憧れていたもの”を発売しようと決まりまして。もともと『ハリー・ポッター』の世界観が好きで、羽根ペンに憧れはありましたが、魔法やキラキラしたもの、大人になっても“女の子”が憧れを手にできる、そんなアイテムを作りたいと思いました。そんな中、商品製造を契約している中国の工場が、羽根にプリントしたものを作ることができると分かりまして、羽根付きボールペンを開発しました」
――開発から発売に至るまで、どのくらい期間がかかりましたか?

「企画から発売まで、半年以上かかりました。とくに時間がかかったのはデザイン。当初は12柄ぐらいを想定していたのですが、社内で話し合った結果、増やした方がいいと決まりまして、48柄考案しました。水玉やグラデーション、幾何学模様などバランスよくデザインすることができたかなと思っております」

――こだわった点は?

「羽根を使用したペンの世界観にこだわりました。特徴的なのは、本物の鳥の羽根を使用していることです。使用する羽根をどうやって集めたらいいのか懸念もありました。ただ食用の際に出た羽根を、羽毛布団やダウン作りに使用していると聞いて、それなら羽根ペンでも活用したいと思い、採用しました」
――ガチョウとクジャクの羽根の違いは?

「ガチョウは水鳥なので、羽毛の部分の目が詰まっています。そのため羽根に自由な柄のプリントが写しやすいんです。一方、クジャクの羽根は、形はとてもゴージャスなのですが、プリントはできないので、着色することで華やかさを表現しています」

40〜50代の女性からも好評

――発売から反響は?

「昨春に発売したのですが、人気の柄は在庫切れになるなど予想以上の反響があり、売り上げが伸びています。また販売してくださる店舗も増えており、ありがたいです」

――購入者の多くは女性なのでしょうか?

「そうですね。ただ発売当初は、20〜30代の女性を想定しておりましたが、40〜50代の女性も多く購入してくださっております。現在64柄発売しておりますが、女性っぽいデザインや少し落ち着いたものなど、それぞれテーマ性があるため、年齢問わず、多くの方に楽しんでもらえているのかと思います。また和柄などは、海外の方からも好評いただいておりますね」
 『クイルペン』は、楽天ショップやロフトの一部店舗で取り扱っているという。『ハリー・ポッター』の世界観を小物で味わうことができると話題の羽根ペン。今後も広がりを見せそうだ。

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