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(更新: ORICON NEWS

イケア『脳の帽子』が5万いいね、 “いらない商品選手権第1位”なのに名誉なワケ

  • ●●●●●●画像提供/イケア

    ●●●●●●画像提供/イケア

 先日、今後の事業計画として東京都心への出店を示唆し話題となったスウェーデン発のライフスタイルブランド「イケア」。実は同時期、SNS上をザワつかせるもうひとつの出来事が起こっていた。投稿からわずか3日で5万を超える「いいね」を獲得し、「何に使うの?(笑)」「え。めっちゃきもいw」「ぶっとんでるな(笑)」といった“笑賛”コメントが相次いだ衝撃の製品の存在が明らかになったのだ。その名も『脳の帽子』。“イケアいらない商品選手権第1位”の冠をつけてツイートされた件のアイテムについて、担当者に話を聞いた。

モチーフは“脳” 常識にとらわれず遊び心を追求した『脳の帽子』

「みなさんに喜んでいただけて、ありがたく思います」(イケア・ジャパン広報担当者/以下同)

 世界29カ国で展開するグローバルブランド「イケア」は、“ハイセンスでリーズナブル”な品揃えから、日本国内でも多くのファンを持つ。そんな同社にとって、“イケアいらない商品選手権第1位『脳の帽子』”のツイートはブランドイメージ的にも決して喜ばしくないはず…と思いきや、意外にも好意的に捉えていることが分かった。それには理由があった。

 『脳の帽子』は、ネーミング通り“脳”をモチーフとしたニット帽で、帽子表面に多数のシワが表現されている。一見、バラエティショップにありそうな奇妙さながら、れっきとしたイケア製アイテムだ。2015年10月に、遊びをテーマとした子ども用コレクション「LATTJO(ラッチョ)」シリーズのひとつとして販売された。

 そんな楽しさを追求して作られたアイテムだけに、SNS上での“笑賛”コメントは、大人たちの笑いの琴線に触れた証ともいえ、イケアにすればむしろ「本望」であり、3年越しの“称賛”だったのだ。「当社は、遊びが子どもにも大人にも大切だと考えています。忙しい毎日の中、ユニークなアイテムを日常的に取り入れて遊んでいただくことで、笑ったり、楽しんでいただけることを願っています」と、担当者。

「ファッションとして日常的にかぶっていただいても…」

 気になるのは『脳の帽子』の正しい使い方だ。SNSでは「出たときに“これは!”と思ってすぐ買いました。半年に一回被っています」「(アニメ『妖怪人間ベム』にちなんで)闇に隠れて生きるときに使えるじゃないですか!」との声もあがっていたが、担当者によると、これからのシーズンに活躍が期待できるという。

「正しい使い方は、コスチュームとして頭にかぶっていただく方法です。すでに発売されていない商品のためお持ちになっている方には、ファッションとして日常的にかぶっていただいてもよろしいかと思いますし、パーティーでかぶっていただいたらとても目立つと思います! もうすぐハロウィンですので、仮装にも役立つのではないでしょうか」

 『脳の帽子』のパッケージには、揃って帽子をかぶった親子の写真が使われている。この写真からも大人でも楽しめるアイテムだと分かる。しかし実際のところ、特別なイベント時以外の使用はなかなか難しそうだが…。

「遊びは、子どもだけではなく、大人にも大切です。ストレスの解消や、クリエイティブな発想の源になります。子どもと大人が別々に遊ぶだけではなく、一緒に遊ぶことですばらしい時間を共有できます。“脳の帽子”は子ども用シリーズのLATTJOコレクションのひとつという位置づけですが、子どもからお年寄りまで遊んでいただけます」

“いるもの商品選手権1位”? 人気TOPは便利なあの商品

 残念ながら、同製品の再販予定はないものの、この11月からLATTJOコレクションがパワーアップした新しいシリーズが世界で一斉発売の予定という。ぜひ、世界中に“遊び心と楽しさ”を届けて欲しいが、そもそも“ハイセンスでリーズナブル”なブランドと認知されているイケア。すべての商品開発はスウェーデンで行われ、そこには「優れたデザイン」「機能性」「品質」「サステナビリティ」「低価格」の5つの要素が兼ね備えられたデモクラティックデザイン(みんなのためのデザイン)の考えが基本となっている。そこで最後に、そんなイケアらしさがあふれる売れ筋アイテム(2018年9月時点)について話を聞いた。

「1位は、便利なジッパー付きで繰り返し使える“イースタード プラスチック袋”です。2位は、狭いスペースでも使え、必要な場所に自由に移動できるワゴン“ロースコグ ワゴン”。3位は“シーヴィク 2人掛けソファ”で、ゆったり座れるシートと幅広で低めのアームレストが特徴です。11月スタートの新コレクションには“脳の帽子”のように笑って楽しんでいただける商品をご期待いただければと思います」

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