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イケア『脳の帽子』が5万いいね、 “いらない商品選手権第1位”なのに名誉なワケ
モチーフは“脳” 常識にとらわれず遊び心を追求した『脳の帽子』
世界29カ国で展開するグローバルブランド「イケア」は、“ハイセンスでリーズナブル”な品揃えから、日本国内でも多くのファンを持つ。そんな同社にとって、“イケアいらない商品選手権第1位『脳の帽子』”のツイートはブランドイメージ的にも決して喜ばしくないはず…と思いきや、意外にも好意的に捉えていることが分かった。それには理由があった。
『脳の帽子』は、ネーミング通り“脳”をモチーフとしたニット帽で、帽子表面に多数のシワが表現されている。一見、バラエティショップにありそうな奇妙さながら、れっきとしたイケア製アイテムだ。2015年10月に、遊びをテーマとした子ども用コレクション「LATTJO(ラッチョ)」シリーズのひとつとして販売された。
そんな楽しさを追求して作られたアイテムだけに、SNS上での“笑賛”コメントは、大人たちの笑いの琴線に触れた証ともいえ、イケアにすればむしろ「本望」であり、3年越しの“称賛”だったのだ。「当社は、遊びが子どもにも大人にも大切だと考えています。忙しい毎日の中、ユニークなアイテムを日常的に取り入れて遊んでいただくことで、笑ったり、楽しんでいただけることを願っています」と、担当者。
「ファッションとして日常的にかぶっていただいても…」
「正しい使い方は、コスチュームとして頭にかぶっていただく方法です。すでに発売されていない商品のためお持ちになっている方には、ファッションとして日常的にかぶっていただいてもよろしいかと思いますし、パーティーでかぶっていただいたらとても目立つと思います! もうすぐハロウィンですので、仮装にも役立つのではないでしょうか」
『脳の帽子』のパッケージには、揃って帽子をかぶった親子の写真が使われている。この写真からも大人でも楽しめるアイテムだと分かる。しかし実際のところ、特別なイベント時以外の使用はなかなか難しそうだが…。
「遊びは、子どもだけではなく、大人にも大切です。ストレスの解消や、クリエイティブな発想の源になります。子どもと大人が別々に遊ぶだけではなく、一緒に遊ぶことですばらしい時間を共有できます。“脳の帽子”は子ども用シリーズのLATTJOコレクションのひとつという位置づけですが、子どもからお年寄りまで遊んでいただけます」
“いるもの商品選手権1位”? 人気TOPは便利なあの商品
「1位は、便利なジッパー付きで繰り返し使える“イースタード プラスチック袋”です。2位は、狭いスペースでも使え、必要な場所に自由に移動できるワゴン“ロースコグ ワゴン”。3位は“シーヴィク 2人掛けソファ”で、ゆったり座れるシートと幅広で低めのアームレストが特徴です。11月スタートの新コレクションには“脳の帽子”のように笑って楽しんでいただける商品をご期待いただければと思います」