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SUPER★DRAGONがニューシングル「Monster!」をリリース “リーダー不在”が産み出す団結力とは?

 若手俳優集団“EBiDAN”から生まれた9人組ボーイズグループSUPER★DRAGON(スパドラ)が31日、2018年第1弾シングル「Monster!」をリリース。ミクスチャーロック、ヒップホップなどを融合させたサウンド、切なくも激しい恋愛感情を男女それぞれの視点から描いた歌詞、高度なフォーメーションダンスを取り入れたパフォーマンスなど、スパドラの個性が存分に活かされた楽曲に仕上がっている。結成から2年を経過したグループの現状と「Monster!」について聞いた。

2017年は足りない部分を痛感。「今年はメンバーそれぞれが新しいことに挑戦する」

  • 玲於(REO)

    玲於(REO)「ファイヤードラゴン」

  • 毅(TSUYOSHI)

    毅(TSUYOSHI)「ファイヤードラゴン」

  • ジャン(JEAN)

    ジャン(JEAN)「ファイヤードラゴン」

  • 颯(HAYATE)「ファイヤードラゴン」

    颯(HAYATE)「ファイヤードラゴン」

――SUPER★DRAGONは2015年9月に結成。2年以上が経ちましたが、いまのグループの状況をどう捉えていますか?
個人的にもダンスが上達したと思うし、全体のフォーメーションにも気を配れるようになってきました。パフォーマンスはかなり向上したと思います。
スパドラは年上メンバー4人の“ファイヤードラゴン”、年下メンバー5人の“サンダードラゴン”としても活動しているのですが、年下チームを見ていると、外見も内面も、この2年間で垢抜けたなと思います。すごく濃厚な時間を過ごせているし、メンバー全員の成長も感じています。
ジャン去年はTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEさん、SEVENTEENさんとも共演させいただきましたが、実力差を思い知らされて…。それ以降、活動に取り組む姿勢がかなり変わってきたと思います。個々の特技を磨きながら、グループ全体としてもさらに成長していきたいです。

――結成してから苦労した点や印象深いエピソードは?
洸希僕は結成当時、歌の経験がほとんどなかったんです。最初は不安でしたが、いろいろなアーティストのパフォーマンスを参考にしながら、少しずつ上達していこうと思っています。
彪馬2ndシングル「ワチャ−ガチャ!」はアニメのタイアップソングで、リリースイベントには小さい子どもがたくさん来てくれました。リリースのたびにファン層が広がっているのも嬉しいですね。
玲於2017年は再確認の年だったと思います。ダンス、歌、パフォーマンスそれぞれに基礎があるし、それを見つめ直しながら、また頑張っていくっていう。
4thワンマンライブから、メンバーそれぞれが新しいことにチャレンジしはじめたんです。ダンスのジャンルの幅も増えてきたし、個人的にはエア・サッカーを取り入れたパフォーマンスをやらせてもらいました。
壮吾僕は4thワンマンのときに“山手線ラップ”をやりました。初の挑戦でしたが、楽しかったですね。
和哉“振り付けを完全に覚えることがゴールじゃない”ということはわかっているつもりだったんですけど、そのことをさらに実感できるようになりました。意識が変わってきたというか。

――1月31日にニューシングル「Monster!」がリリースされました。
スパドラにとって初のラブソングなんです。曲を聴く前は「バラードなのかな?」と思っていたんですけど、実際に音源を聴いてみるとヒップホップ調だったんです。スパドラらしいラブソングになりましたね。
ジャンラップパートは男性目線、メロディパートは女性目線の歌詞になっていて。男女の駆け引きがこの曲の大事なところなので、レコーディングでも意識していました。
彪馬恋愛ソング自体が初めてだし、女性の気持ちを表現するというのはかなり難しかったです。自分なりの色っぽさ、女性っぽさを意識してレコーディングしました。
ミュージックビデオを発表したときも、いままでで一番反響がありました。ファンのみなさんの期待を感じましたし、楽しんでもらえるんじゃないかなと思ってます。
初めてライブで披露したときは、かなり緊張しました。間奏の振付けも早いし、フォーメーションも難しくて。「間違えられない」というプレッシャーはありましたけど、ファンの方々も楽しんでくれたみたいで良かったです。
洸希歌い出しが僕のラップなんですけど、やっぱり緊張しました(笑)。自分のラップで曲の世界観が決まるし、僕が間違えると、その後で歌うメンバーに迷惑がかかってしまうので。
和哉ダンス、感情表現を含めて、いままでとは違うスパドラ、成長した自分たちを見てもらえると思います!

2020年以降は若手ラッパーが新ジャンルを確立!? 「僕もその列に加わりたい」

  • 壮吾(SOUGO)「サンダードラゴン」

    壮吾(SOUGO)「サンダードラゴン」

  • 洸希(KOKI)「サンダードラゴン」

    洸希(KOKI)「サンダードラゴン」

  • 彪馬(HYOMA)「サンダードラゴン」

    彪馬(HYOMA)「サンダードラゴン」

  • 和哉(TOMOYA)「サンダードラゴン」

    和哉(TOMOYA)「サンダードラゴン」

  • 楽(RAKU)「サンダードラゴン」

    楽(RAKU)「サンダードラゴン」

――シングル「Monster!」からスパドラの2018年が始まるわけですが、今年はどんな1年にしたいですか?
壮吾1月から2月にかけてシングルのフリーライブツアーがあって、3月からは初のホールツアー。フリーライブで興味を持ってもらって、ホールツアーにつなげたいですね。
彪馬ホールツアーは2階席もあるので、さまざまな角度から多くの方に見ていただける。どこから見てもカッコよくて、自分たちの世界観に引き込めるパフォーマンスをやりたいです。
和哉いまは年下チームと年上チームの身長差があるんですけど、今年あたりからそれも少しずつ縮まってくると思っています。いままで以上にダンスをしっかり合わせて、パフォーマンスの質を上げたいです。

――ダンスへのこだわりもスパドラの魅力だと感じます。
個人的なことなんですが、いまアクロバットに挑戦しています。もっと技を増やして、グループのパフォーマンスに活かしたいです!
玲於いま颯が言ったように、メンバーそれぞれが出来ることを増やしていきたいです。ダンスのジャンルもたくさんあるし、そのなかで個々の良さも出していけると思うので。もっと幅を広げたいですね。
これまで以上にダンスのクオリティを上げたいです。僕は身体が小さいので、大きく見せるパフォーマンスも磨いていくつもりです。
洸希ダンス、歌、ラップ、パフォーマンスを含めて、まずはスキルを上げることかなと。まだまだ技術が足りないと思うので…。僕はビートボックスが好きで、スパドラの曲に取り入れてもらっているんです。それを無駄にしないように、もっとよいものを見せていきたいです。

――2018年は個々のレベルアップが重要になるわけですね。
ジャンはい。僕はメインラッパーとしてもっとスキルを上げる必要があるなと感じています。いまのラップシーンにはKREVAさんを筆頭に素晴らしいアーティストが活躍されていますが、2020年くらいからは、若手のラッパーがもっと出て来て、新しいジャンルが生まれるような気がしています。僕もその列に加わっていきたいし、発信していきたい。そこで得たものをスパドラに持って帰りたいと思います。
個人的に俳優のお仕事、モデルのお仕事もやらせてもらっているので、それをもっと濃いものにしたいです。グループとしては、FUJI ROCKやMETROCK、ROCK IN JAPANなどのロックフェスに出るのもひとつの目標。男性アイドルグループがそういうフェスに出ることはあまりないと思うし、その壁を壊せたらいいなと。スパドラはミクスチャーロックを軸にしているので、受け入れてもらうために自分達の音楽を磨き続けます。

――期待してます! それにしてもみなさん、本当にキャラが立ってますよね。この9人をひとつのグループにまとめるのは大変じゃないですか?

そうですね(笑)。結成当初は年上チームがまとめようとして、話し合いの場を開いたりもしていたんですよ。でも、そうすると気張ってしまって、素が出ないのかなと思って。いまは全員がありのままでやっているんですが、逆に団結している気がします。特にリーダーもいないんですよ。
彪馬そのたびに気付いた人が「こうしよう」って言う感じで。特定の人ではなくて、誰もがリーダーというか。
そのスタイルがスパドラらしいのかなと。元々リーダー気質な人がいないということもあるんですけどね(笑)。

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