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キンコン西野のクラウドファンディングとITサービスの未来
増田薫海外に行く前ってもっと日本製品が海外にたくさんあると思ってたんですけど意外と無い。でも日本製に対する信頼感・安心感、またそれを待っているという現地の人たちの気持ちは強い。実は去年、まだ海外のビジネスを始めて1年半くらいの頃に中南米のチリという国で、2週間だけiPhone・Galaxyを抑えてうちがシェア率1位になったんです。チリで日本メーカーのスマートフォンが1位になったのはFREETELが始めてなんですよ。その理由は現地の人たちが「日本メーカーだ!」と食いついてくれたから。すごく嬉しくないですか?
西野亮廣嬉しいですね。
増田薫世界には色んな国があって色んな国がモノをつくっているのにその中でダントツで日本のモノが良いと思っているわけじゃないですか。だからなおさらうちも、ひたすら良いものだけをつくる。とにかくそこだけに集中してそれを世界中に広めていきたい。
西野亮廣自分はテレビに出てる人間なんですけど、ひな壇には座らないって決めちゃったんですよね。ひな壇って若手芸人にとっては重要な場所。若手芸人はひな壇出なかったら多分テレビの仕事8割位無くなるんです。だから、そこ以外の所でなんとかしないと自分が死ぬわけですから、そこで工夫が生まれました。
増田薫職種は全く違いますけど、全く賛成ですね。僕も会社立ち上げようと決めたのが、サラリーマンとして普通に働いていてちょうど2人目の子供が生まれた直後だったんです。周りは大反対。でも、安定した生活なんて捨てちゃえと。資本金30万円で社員4人で始めた。だから色々なものがスッキリしてきて悩みとか無くなっちゃいましたね(笑)チャレンジするためには捨てる勇気が必要なんだってことを学んでからは、いろんなものを捨てましたね(笑)。ゴールは簡単でただ一つ。『2025年の9月までに世界一になる』なので。
取捨選択するということ
でも、例えば、グルメ番組とかで食べても美味しくないときがあるんですよ(笑)。仮に僕がスタッフのことを考えて「美味しい」と言ったとする。それをテレビで見たご家庭のお父さんが「西野が美味しいって言ってたから週末行こう」ってそのお店に家族で行って食べて美味しくなかったとき、僕はお父さんを一番傷つけ裏切ってるんです。ここを裏切るのが長い目で見たときに一番の損失だと思ったんです。
増田薫うちも端末の2年縛りを一切やめたんですよ。あの制度は売る側の問題なんじゃないかと。さらに一定期間、例えば画面が割れてしまった場合とか、新しい製品が出てこっちの方がいいとなった場合などに残金のお支払いナシで新しいモデルに機種変更できる「とりかえ〜る」というサービスを始めました。新しい端末がでたらどんどん新しい端末に浮気してしまっていいんです。
「現代の魔法使い」が注目する「ホロレンズ」
落合陽一ざっくり言ったらやってることは3つ。大学の先生をしているか、メディアアーティスト、いわゆる現代芸術家をしているか自分で会社を経営しているかですね。でもやりたいことは一個しかないんです。それはオーディオビジュアル技術の研究です。簡単に言えばテレビとかスマホとか音が出て光が出る装置ってエジソン以来変わってないんですよ。新しい技術を作りたいっていうのが根底にあって。
西野亮廣確かにiPhoneが出た時って「うわ、未来きた!」みたいな感じがしたんですよね。最初、携帯電話でも同じように「うわ、未来きた!」と思ってましたから。“未来”って訪れるタイミングあるじゃないですか、何年かに一回くらい。次はどんな“未来”がくると思いますか?
落合陽一最近出たガジェットの中では一番ホロレンズが好きですね。
西野亮廣ホロレンズとは?
落合陽一ホロレンズはマイクロソフトが出した新しいARのゴーグルで、他のVRゴーグルと比べて視野角はあまり広くないんですけど、ただ現実世界にぴったり重ねてCGとかメールの画面とかカレンダーの画面とか出せるっていうものですね。これはかけた瞬間「うわ、未来きた!」ってなりましたね。
西野亮廣昔、『マイノリティリポート』っていう映画だったかな、空中にあるスマホの画面をスライドさせてたんです。当時は「こんなん未来すぎるだろ」と思っていたんですが今ではそんなにない話じゃないですよね。落合さんはデジタルネイチャーっていうのを提唱されてるんですが、これ分かりやすくいうと何なんですか?