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ORICON NEWS
コスメやお酒、リュックまで 形を変えて愛され続ける“懐かし文具”たち
カラフルなコラボ商品が続々登場 人気を集める文房具コラボコスメ
「カラーメイクが中心となるデコラガールブランドでも、発色を楽しみながら個性的なコスメも楽しんでほしいと思っています。お肌はキャンパスです。子どもから大人になったときに、“文具からコスメに変わる”のを狙ったコラボです」(クレアモード・企画開発担当者)
カラーバリエーションも豊富で、発色も美しく、クーピーやサクラクレパスのイメージそのままのカラーマスカラやアイライナー、ペーパーチークなどを多数発売している。さらにデコラガールは、寺西化学工業のマジックインキやシードの消しゴムなど、定番文房具ともコラボしており、多くのコスメ商品を開発しているのだ。
普遍的な魅力 世代を超えて引き継がれる文房具デザイン
「クーピーやクレパスのPOPなデザインは、誰でも知っている変わらないデザインです。子供のころ使っていたのと同じデザインのものを、自分の子供たちも使う。どこか、あたたかいデザインと柄は、日本の文具メーカーならではだと思います」(同)
こうした文房具用品は、いずれも学生時代には最も身近にあった必須アイテムであり、誰もが知っているし、誰もが同じように使っていたものだ。Twitterでは大人たちが、「#20代を懐かしさでしめやかに爆発四散させる」「#懐かしいものを呟いてTLを90年代にする」などのタグで、学生時代に親しんだアイテムの画像をアップし合って、その懐かしさを楽しんでいる。
形が変わって再び手にとって楽しめる “懐かしさ”と同時に“癒し”も?
こうしてみると、最近は昨年発売された『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』や、初期のポケモンを集める『ポケモンGO』の人気などを見てもわかるように、20代以上の大人がちょっとした“懐かしさ”を求めてブームを起こしているようだ。かつて、子どものころに楽しんだアイテムが大人になって使えなくなっていたところに、形は変われど、また手に取って楽しむことができるという商品は、今の大人たちにとっては“懐かしさ”であると同時に“癒し”でもあるのかもしれない。