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結成20周年ラーメンズ、独自性を貫き築いた特異ポジション
噛めば噛むほど味が出る、スルメ的な中毒性
脱テレビ、他の芸人たちと“逆行”したことで新たな価値観生む
「小林さんは『テレビには向かない』と話しているようで、年に一度の『小林賢太郎テレビ』ぐらいしかテレビ出演はありません。片桐さんは舞台が中心でドラマなどにも出演していますが、コンビとしてのテレビ出演はほとんどない。これはお笑いコンビとしては異例ですね。普通はバラエティ番組に多く出演して、コンビの名前を売っていくのが王道ですから。でも、ほかの芸人さんたちと“逆行”する選択をしたラーメンズは、かえって独自性やプレミアム感を醸し出す“強み”や“魅力”を持つことにもなります。これは相当の実力と自信、また覚悟がないとできないことだと思いますね」(前出・編集者)
普段はあまりテレビという表舞台に姿を見せない彼らだが、復活のきっかけとなったのがテレビだったというのも興味深い。この7月からスタートする小林の新作コント公演『カジャラ♯1「大人たるもの」』には、片桐が出演することも発表されている。今後2人はどのような独自性を発揮していくのだろうか? 20年の節目を迎えた孤高のお笑いコンビの今後に注目したい。