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結成から半世紀もいまだ現役、スクールメイツの今
多くのスター輩出で全国に拡大 知名度を高めたのは『ドリフ大爆笑』
その人気を決定づけたのは、1977年にスタートしたフジテレビ系のコントバラエティ番組『ドリフ大爆笑』だろう。オープニング、エンディングでザ・ドリフターズのバックでリズムに合わせ、ポンポンを持ちながら、赤いトレーナーやTシャツ、レオタードを着て元気いっぱいに踊るスクールメイツ。1980年代には視聴率40%以上を記録していた国民的番組だけあって、老若男女、幅広い世代に浸透した。なお、2014年の結成50周年記念のDVD発売記念イベントでは、現役のスクールメイツがキレのあるダンスを披露した。先述のサカナクションのMVは、レトロな映像や階段、5人並んでステップを踏む様子など、『ドリフ大爆笑』を彷彿させる内容となっている。
AKBのひな形? 今の女性アイドルグループにも通じる“親近感”
芸能界の荒波にもまれ、2001年には渡辺プロダクションの再編成を受けて東京音楽学院が独立、全盛期には数百人いたメンバーも数名となったが、時代に流されずに自分たちのスタイルを貫いてきたことで、結成50年を経た今もテレビ番組などからのオファーは絶えない。和田氏が「スクールメイツは独特の雰囲気や動きがあると思っております」と話す通り、誰もが見れば「スクールメイツ!」とわかるファッションはもちろん、独特の振り付け、はじけるような笑顔でアーティストや音楽を引き立たせる姿…それはまさに唯一無二のものだ。グループが長く続く秘訣は、「先輩たちが永年にわたり作り上げてきたものを、きちんと継承していくこと」。