• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
(更新: ORICON NEWS

妻夫木聡『リクナビNEXT』新CMで見せた心に沁みる笑顔―制作者が明かす舞台裏と込められたメッセージ

 妻夫木聡が出演するの転職情報サイト『リクナビNEXT』第2弾の新CMが2月8日より放映されている。“一人ひとりの転職に寄り添う”をテーマにする今回の新CMで妻夫木は、悩める若者の前に現れた“謎の男”を演じ、ラストはそっと心に寄り添うような胸に沁みる温かい笑顔を見せる。シュールな笑いを生み出した第1弾から一転、サービスが生まれ変わるタイミングでの第2弾は、心温まる映画のようなCMに仕上がった。そんな同作のねらいとCM制作の裏側を探った。

制作者が明かす、CMのねらいと妻夫木聡の起用に込める想い

 『リクナビNEXT』のサービスが生まれ変わる第一歩として送り出された第2弾の新CM。前回に続いて妻夫木聡が起用され、“謎の男”と“FUTURE BOOK”をストーリーのキーにして、悩める現代の若者の空気感を絶妙に切り取っている。新CMを手がけたリクルートキャリア ブランドグループ・秋澤氏はそのねらいを「“新しい人生の可能性”と“寄り添っている存在”をコンセプトに、今回のCMで最も伝えたいメッセージを考えていき、その2つのワードを具現化しました。ユーザー一人ひとりと向き合い、彼らの『ベストパートナー』になるというメッセージを込めています」と明かす。
 そんなメッセージを伝えるCMで妻夫木が今回演じるのは、悩める若者の前に現れた謎の男。人々の未来についていつも真剣に考えている謎の研究者という設定で、「不思議な雰囲気があるけれど、どこかに存在しそう」という絶妙なバランスを表現している。リアル過ぎず、押し付けがましくなく、あえて不明瞭感も出したかったというその役への妻夫木の起用について「親しみやすさと誠実さを絶妙なニュアンスで表現することが非常にうまい方なので、その表現力は前回同様いまの『リクナビNEXT』に必要不可欠な要素と考え続投していただきました」(秋澤氏)。

 その謎の男とは、今回のCMコンセプトになる、悩める若者に“寄り添っている存在”。撮影現場で、妻夫木の類まれな表現力を目の当たりにした秋澤氏は「まさにコンセプトを表現する空気感を生み出してくれました。新しい個性を演じていただくことによって、妻夫木さんならではのいままでにないキャラクターが生まれ、私たちの期待以上のCMができ上がったと思います」と語る。

 今回のCMは、同社が本質的に実現したいことをメッセージとして伝えられるよう、一個人(泉澤演じる若者)を温かく見守るストーリーで構成されている。そのなかで、もっともそのメッセージを象徴しているのが、「ボウリング場」篇でのラストシーンという。「朝焼けのなか、若者を見送る男の表情は、私たちが表現したかった温かさを感じさせる笑顔をしていて、個人的には最も印象付けているカットではないかと思います」(秋澤氏)。

 日本を代表する名優のひとりである妻夫木が若者に向ける視線の温かさには、俳優としてのキャリアを積み重ねたいま、厳しい社会に身を置く若者たちへのエールがにじみ出ているのかもしれない。演技を超えた妻夫木の人柄があふれ出てくるような、心に沁みる笑顔が印象的なCMに仕上がっている。

新CMが3篇で描くのは、不思議な一夜の物語

 そんなメッセージが込められた新CMは、若者にとっての不思議な一夜の出来事を描く3篇がつながっていき、ひとつの物語が完成する。
「FUTURE BOOK その1 バス停」篇の舞台は、深夜のバス停。ため息をつく若者に「この本ね、未来が書いてあるんだよ」と話しかける謎の男。怪訝な表情を浮かべる若者に対して、男は「来週、転機が訪れる」と告げる。「もしかして転職!?」と“FUTURE BOOK”をのぞこうとする若者だが、「未来は自分で作るものだから」とかわされてしまう。こうしてふたりの不思議な一夜が始まる。
続く「FUTURE BOOK その2 居酒屋」篇で、ふたりは横丁の居酒屋へ。自分の未来を尋ねる若者に対して「じゃあジャンケンに勝ったら(教えてあげる)!」と男は提案する。息巻いて挑むも、若者は敢え無く敗戦。不満げな彼に対して、“FUTURE BOOK”を手にする男は「未来は分からなくていいんだよ」と諭す。そして、不思議な一夜はまだまだ続いていく。
深夜のボウリング場を舞台にする「FUTURE BOOK その3 ボウリング場」篇。すきを見て若者がこっそりと“FUTURE BOOK”を開くと、なんと中身は全て白紙! すると、持ち主の男は「新しい未来を作ろうとしているんでしょ」とひと言。その言葉をぐっと噛みしめ、出会ったときとは違う、晴れ晴れとした顔つきで帰路につく若者と、それを温かく見守る笑顔の男。こうして不思議な一夜の物語は幕を閉じる。

妻夫木聡の不思議な一夜!撮影現場レポート

 撮影は、「居酒屋」篇からスタートした。東京近郊のスタジオに組まれた居酒屋のセットは、本物の料理や湯気の立つ大きなセイロなどが用意された本格的なもの。前回CMのスーツ姿とは打って変わって、研究者ふうの衣装に身を包んで登場した妻夫木は、撮影が始まると、カットごとに声のトーンや表情を変えるなど、より良い演技を追及しようとする姿が印象的だった。

 途中、監督からアドリブを求められる場面も見られた。未来を知る妻夫木が「ジャンケンで勝つのは当たり前」と抗議する共演の泉澤の追及をかわすシーンでは、何食わぬ顔でビールを注文したり、知らんぷりしてみたり、わざと負けてみたりと様々なパターンを披露。カットがかかるたびにスタジオは笑いに包まれた。

 また、撮影の合間には緊張の面持ちの泉澤に、妻夫木から積極的に話しかける場面も。泉澤は撮影後に「妻夫木さんは、僕が『お酒が好き』というと“大人のお酒の愉しみ方”を教えてくれたり、『引っ越しを考えている』といえば“おすすめの街”を教えてくれたりと、気さくに話しかけてくださり、緊張がほぐれました」。妻夫木が”優しいお兄さん”として寄り添う一面を垣間見ることができた。

 続いて、夜から明け方にかけ、ふたりが出会う「バス停」篇、そして「ボウリング場」篇のラストシーンが撮影された。いずれも実際のバス停や繁華街で撮影。厳しい寒さにスタッフもカイロが手放せなくなるなか、撮影中の妻夫木は持ち前の集中力で乗り切っていた。

 翌日、都内のボウリング場にて、再び「ボウリング場」篇の撮影。このシーンの見どころは、ふだん見ることのできない妻夫木のボウリング姿。様々なアングルから、様々なアドリブが加えられながら撮影された。「新しい未来をつくろうとしているんでしょ」というコメントをきっかけに投球し、その後、思いのままにリアクション。テイクを重ねるたびに大きく、派手になっていき、最終的には、背中が反り返り、両手をまっすぐ伸ばし、「ずぃあぁ」と叫びにも似た声が響き渡った。これには、その場にいた全員が爆笑。妻夫木は、照れくさそうな笑顔を見せた。

転職情報サイト『リクナビNEXT』

 地方の転職希望者や中小企業向けのWEBイベント『会社説明会LIVE!』も3月4日(金)〜 6日(日)に開催予定。一人ひとりの転職希望者と企業をつなぐベストパートナーとなることを目指す。
 第2弾のテレビ新CM動画やメイキング映像のほか、22の設問から「仕事に対する価値観」と「隠れた性格」を判定する“働き方診断コンテンツ”も公開している。
リクナビNEXT:http://next.rikunabi.com/(外部サイト)
新CM特設サイト:http://next.rikunabi.com/promotion/(外部サイト)
Sponsored by リクルートキャリア

あなたにおすすめの記事

 を検索