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中条あやみインタビュー『思春期ゆえの感情… 純粋ゆえに大人とは違う怖さがある』
ちょっと音程が外れていたかも(笑)
中条小学生の頃かな? お母さんにうさぎの人形を買ってもらったんです。すごく可愛いのを見つけて、「欲しい」って頼んで。その子を“うさたん”と名付けて、今も一緒に寝ています。今回の静岡での撮影にも連れていきました。
――今回はオルガンを弾いて歌うシーンもあって。
中条ピアノは習っていたので。楽譜をもらって本番までに覚えて弾いたんですけど、ちょっと音程が外れていたかも(笑)。
――歌は『dポイント』のCMでも♪窓を開けておはよう〜と。
中条歌う役がけっこう多いんです。初出演の映画『零〜ゼロ〜』でも歌ったし、『ポカリスエット』のCMでも歌っていて。
――カラオケにもよく行くとか?
中条カラオケは苦手です(笑)。人前で歌うのがイヤで、人生で5回ぐらいしか行ったことがありません。役では割り切っていますけど、個人的には行かないですね。
――『ライチ☆光クラブ』から作品としてはどんなことを感じました?
中条台本を読んだときに「どこまで実写で再現できるのかな?」って気持ちがありましたけど、ちゃんとR15指定に収まる範囲内で、出来上がったなと思いました(笑)。個性溢れるキャラクターとか、ライチとカノンの関係とか、すごく不思議な世界観が楽しめると思います。
――光クラブの「14歳は美しくて大人は醜い」という思想については?
中条思春期ゆえの感情というか。大人になることへの拒絶の気持ちはわかります。私もその頃は「大人になるってどういうことだろう?」とか、いろいろ考えたので。だからこそ、その闇のなかで人が殺されたり、世界征服とかを考えるのは怖いと思いました。純粋ゆえに、大人とは違う怖さがあって。
ツンツンしていない私っぽさが出ている
中条同年代の俳優さんたちとお仕事ができて嬉しかったです。セットにもすごく力が入っていましたし、こういう感じの作品もなかなかないので、貴重な経験になりました。撮影が大変でメンタルも鍛えられましたし。どんなに寒い撮影も、もう大丈夫です(笑)。
――昨年はCM出演が相次ぎましたが、自分のことが世の中で知られてきている実感もありますか?
中条周りの人に「よく見るよ」と言ってもらえるし、前はファッション誌『Seventeen』の読者の方にしか気づかれなかったのが、サラリーマンの方に「ポカリスエットのCM観ました」とか言われるようになって。すごく影響力があるんだなって実感しています。
――キレイ系のあやみさんは、すましていると近寄りがたい感じもしますけど、NTTドコモ『dポイント』CMでは素の人懐っこさが出ていますね。
中条家族や私をよく知っている人には、一番私っぽさが出ていると言われます。全然ツンツンしていないので(笑)。
――こういう取材でも、いつも笑顔ですよね。
中条平和主義者でケンカとか嫌いなので。意識はしていませんけど「いつもニコニコしてるね」とは言われます。でも、怒ったら顔に出やすいから、本当は怖い人なのかもしれません(笑)。
中条料理に興味がわいてきました。お母さんがタコスとか作るのが上手なので、教えてもらったり。イタリアンも本をたくさん買って自分で作るようになりました。
――本格的な料理に手を出しているんですね。
中条でも、よく焦がします。アクアパッツアを作ったときは塩を入れすぎてしょっぱくて……がんばって食べました(笑)。
――『ライチ☆光クラブ』の公開前には19歳になって。大人になる前にやるべきこともありますか?
中条大人になったら許されないこともあるので、今を楽しみたいです。公園を走り回るとか(笑)、子どもっぽいことをしておきたいなと。大人になってもやってるかもしれませんけど(笑)。
(文:斉藤貴志/撮り下ろし写真:逢坂 聡)
ライチ☆光クラブ
監督:内藤瑛亮
出演:野村周平 古川雄輝 中条あやみ 間宮祥太朗 池田純矢 松田凌 戸塚純貴 柾木玲弥 藤原季節 岡山天音
2016年2月13日(土)新宿バルト9ほか全国公開
(C)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
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