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大学生が本場スペインへフラメンコ留学!? 語学だけじゃない! 最新留学トレンド
14歳でプロデビュー! 世界で活躍できるフラメンコダンサーを目指して
「スペイン語を学びたくて、摂南大学の外国語学部へ入学しました」と出水さん。応募のきっかけは? 「当初、大学の海外留学制度を利用し、スペインへの語学留学を考えていたのですが、大学の国際交流センターで『トビタテ!留学JAPAN』のことを知りました。奨学金や渡航費などが給付され、語学以外の技能や特技で留学できることを知り、これだ!と思い応募しました」(出水さん・以下同)。
『トビタテ!留学JAPAN』は、文部科学省が創設した官民協働の海外留学支援制度。出水さんが応募した一期生は8.7倍という高い競争率でした。厳しい審査を勝ち抜いた秘訣は? 「本場のフラメンコを学んで技術を磨き、日本にフラメンコを浸透させたいという目的を明確にするだけでなく、摂南大学の提携校であるサラゴサ大学での8ヶ月間の語学留学と、その後4ヶ月間のフラメンコ学校のレッスンについて、具体的に留学プランを立て、面接官にアピールしました」。
充実した留学生活を送った出水さん。今回の留学で得たものは? 「ステップなどの技術以外に、生活にフラメンコが浸透している本場の文化を知ることができました。留学を通じて自分のフラメンコが進化したと思います。また、現地で日本文化を広めているスペイン人と出会い、彼女の活動からフラメンコを日本へ広めるためのヒントも見つかりました。フラメンコと日本の伝統芸能である能や歌舞伎のコラボなど、色々なイベントのアイデアを練っています」。
留学を振り返り、「大学の方々には、応募書類の作成や面接指導、留学中の報告書に対するアドバイスなど、本当に色々な面でサポートしていただきました。多くの方の支えで実現した留学だと思います」と語る出水さん。帰国後も、学生生活のかたわら、フラメンコ・ライブへの出演など精力的に活動しています。
知らない人も楽しめる! フラメンコ豆知識
舞踊、歌、ギターで構成されるフラメンコ。この編成は、「諸説ありますが、もともとは歌から始まり、歌にギターの伴奏がつき、そのリズムに合わせて、ある人が踊ったことが発祥と言われています」と出水さん。
「他のジャンルは歌や音楽に踊りを合わせますが、フラメンコでは踊りに歌とギターが合わせます」。見どころは? 「フラメンコは踊り手の足に注目が行きがちですが、顔の表情や体の使い方、歌手の歌い方、ギターの情感など、それぞれの個性や見せ場があります。そのうえで、三位一体の調和を見てほしいですね」。
トビタテ!留学JAPANって?
最近の海外留学は多種多彩
さらに各学部で、アメリカのディズニー・ワールド・リゾートで働きながら現地の大学でも学べる「ディズニー国際カレッジ・プログラム」や、実践を通して理解を深める「ものづくり海外インターンシップ」、オーストラリアで英語と経済を学ぶ海外短期研修、そして企業や空港でのインターンシップを国内だけでなく国外でも実施。目的や興味に応じ、多くの学生が海外での学びに挑戦しています。
「理工・医療・教育などどんな分野であれ、最先端の施設で学ぶことも重要ですが、逆に、社会インフラの整備されていない地域での研修は、専門分野の本質的な仕事の意義を知る体験となります。海外では、水道から飲める水が出るといった、日本での『あたりまえ』が通用しません。食習慣や価値観などの違う環境に身を置くと、ネットでは得られない刺激を受けて視野の広がる学生が多いです。研修中に交流した現地の学生が次の年度に留学生となって来日する、という長期の交流関係も生まれています」。
海外での留学・研修は、今の自分を見つめ、将来の夢や目的のために総合的に成長できる契機となっているようです。
摂南大学
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(取材協力:摂南大学)