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企業や自治体からも熱視線 “擬人化”が新しいビジネスモデルを生み出す!
擬人化の手法を使えばキャラ設定が容易、ユーザーにも分かりやすい
また、このゲームを運営するDMMは、2013年に『艦隊これくしょん』(艦これ)という、大和や赤城、長門といった軍艦を美少女に擬人化するゲームを発表し、これも大ブームとなった。この2つのゲームに共通する“擬人化”というキーワードに焦点をあて、ここまでブームを巻き起こした要因を探ってみよう。
「業界で一番大変なのが、魅力のあるキャラの設定です。キャラ次第で作品がヒットするかしないかが決まるからです。でも、これは簡単そうで非常に難しい。しかし、この擬人化の手法を使えば、作り手側にとってもキャラ設定が簡単になり、ユーザー側にとってもわかりやすいものになるのです」
一方で何でも擬人化すれば売れるものではないとの指摘も
どうやら、何でも擬人化すれば売れるものでもないらしい。日本刀にしろ軍艦にしろ、もともと本来の固定ファンはいるが、一般受けするには難しいマニアックなジャンルを、一番遠い存在であるような、美少年や美少女の“萌えキャラ”にしたら、なぜか大ヒットしたというところが面白いわけだ。今なら、この“擬人化”をテーマにアイディアを駆使すれば、予想外の超ビッグヒットを創出できるチャンスがあるかもしれない。
(五目舎)