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TEAM NACS秘密兵器・森崎博之はなぜ全国区にならないのか?
リーダーとしてTEAM NACSを立ち上げ、復活させた
メンバーのなかでもとくに北海道にこだわる森崎だが、以前はほかのメンバー同様、『おかしなふたり』(フジテレビ系/2006年)や『受験の神様』(日本テレビ系/2007年)など、東京でも俳優として活動もしていた。しかし、2008年に、北海道で『森崎博之のあぐり王国北海道』(HBC)がスタートすると、自分は北海道に残り、メンバーとは違う形で仕事をすることで、チームの幅も広がるのでは……と考えるようになったという。今では、北海道フードマイスター、ごはんソムリエなどの資格も取得し、食に関する講演会活動も行っている。
俳優、農業…北海道での活動へのこだわり
ドラマ、映画とエンタテインメントシーンにひっぱりだこのTEAM NACSメンバーのなかで、あまり顔を見かけることがない森崎。しかし、森崎だけが売れていないわけではない。そんな人気者集団を率いるリーダーに声がかからないわけがない。経験を積み重ねてきている演技は認められ、独特な雰囲気を醸し出すキャラクターは誰からも愛されている。森崎は、地元へのこだわりから、自らの立ち位置、活動すべきフィールドを考えた末に、俳優業だけではなく、農業や食に関する活動も北海道を拠点に行っている。東京で活躍するメンバーがいつでも戻ってくることができるように、劇団と地元を守る。それが森崎という人間なのだろう。
森崎には、TEAM NACSでは演出家、脚本家としての顔もあり、結成から数々のTEAM NACS公演の演出、脚本を手がけてきた。この夏から上演されるTEAM NACS第15回公演『悪童』では、演出はマギー、脚本は古沢良太が手がけるため、初めて森崎はその両方を外部に託すことになる。しかし、森崎はTEAM NACSの演出、脚本にはまだまだ意欲的で、今回の公演ではマギーの演出を学んで、次に活かしたいと語っている。演技、農業、そして演出、脚本にも携わる森崎の活躍は、ブレることはない。