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浅田舞、“偉大な妹”への劣等感をはねのけ確立したポジション
偉大な妹を持つ姉の葛藤する姿に視聴者も共感
浅田舞
さらには、母親を亡くした後、「自分は真央の“母代わりの存在”でなければならない」と自覚したことや、これまで見せてこなかった恋愛面に関しても語り出した。そうした舞の“ぶっちゃけ”ぶりは、多くの視聴者の心を動かし、好感を得ているようだ。舞の発言を通じて真央の素顔を覗くこともできるし、彼女のように様々な葛藤とくぐり抜けてきた姉がいるなら、きっと真央も大丈夫だろうという、国民の期待さえも叶えているように思う。
そもそも舞自身、浅田選手の“お姉ちゃん”であるほか、以前から指摘されているように相当の“美人”であり、ポジション的なものはある程度確立されていた。しかも舞は、写真集や各誌グラビアで、その抜群のプロポーションをも披露。その結果、“浅田真央の姉で、いろいろ面白いことを話す”という安定した評価に加え、男性ファンからの熱い支持を受けることにも成功したのである。
同様に芸能界に進出した浅田舞と安藤美姫の明暗
そして今、浅田真央選手が現役続行を宣言したということは、少なくとも次の『冬季五輪 平昌大会』までは、選手に対する識者のコメントなり評価の需要も高まるだろう。かつてのライバルだった安藤美姫や、フィギュア界の大先輩である伊藤みどり、日本女子フィギュア界唯一の五輪金メダリストの荒川静香などへの出演要請も増えるだろう。しかし、姉妹だからこそ知りえる秘話、その恵まれたルックスとプロポーションのビジュアル面、自身で確立した“ぶっちゃけトーク”、加えてスケートの体験と専門知識を持つとなれば、最もマスコミが求めるのは浅田舞だろう。
前述のイベントでは、真央選手への質問が集中したことでピリピリとした現場の雰囲気を察した舞は、妹とのエピソードを元に商品PRに繋げ、報道陣の質問を上手く切り返し、どんな状況でも対処できるということを証明してみせた。今後も、“真央のお姉ちゃん”という冠に甘んじることなく、自分のキャラ性を模索・確立していく浅田舞の活躍に注目したい。
(文:五目舎)