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ORICON NEWS
能年玲奈オフショット独占掲載!『海月姫』撮影現場に潜入☆オタク姿&部屋を大公開
オタク女子のリアルな空気が漂うこだわりのセット
月海が天水館でともに暮らすヲタ友人たちとは、鉄道ヲタク(池脇千鶴)、三国志ヲタク(太田莉菜)、枯れたおじさまに萌える枯れ専(篠原ともえ)、和物ヲタク(アジアン・馬場園梓)。バラエティに富んだ筋金入りのオタク女子“尼〜ず”が、ドタバタありのにぎやかな共同生活を繰り広げる。
そんなオタク女子たちが生活する共同アパートのシーンの撮影現場に潜入した。都内スタジオにセットが組まれた天水館は、古さとちょっとした怪しい趣きがほどよく調和した、埼玉県川越市にある国登録有形文化財“太陽軒”の外観がモデル。外観だけでなく細かな内装まで、細部にわたり徹底的にこだわり抜いて作られた、まさにオタクの館だった。
スタジオ内に実際に建てられた天水館に一歩足を踏み入れると、本当にオタクたちが生活をしているような、とてもセットとは思えぬ生活感あふれる空気が漂う。そんなクオリティのセットだが、小道具は1ヶ月半の準備期間で調達され、わずか2週間ほどで組み立てられたという。
館内には、鉄道グッズのほか、ブラウン管テレビやカセットデッキなど昭和を感じさせる古さがにじみ出た小道具の数々がところ狭しとならぶ。よくぞこれだけのクオリティと数のコアなアイテムを集めてきたと思わせる、スタッフの執念に感心させられる。とくに圧巻なのは、“尼〜ず”が集まるため、それぞれのオタク趣味のアイテムが集結した居間。鉄道グッズ、三国志のフィギュア、クラゲのぬいぐるみ、枯れたおじさんの写真などが、あふれんばかりにあちこちに置かれ、それらが床から壁、天井にまで迫るさまに圧倒される。
そして、クラゲグッズで埋め尽くされているのが、月海の部屋……。あらゆる種類のクラゲのぬいぐるみが飾られているだけでなく、月海が描いたクラゲのイラスト、クラゲの写真のキリヌキなどがこれでもかと部屋中に装飾されている。まさにクラゲオタクの名に恥じない部屋に!
撮影中に“尼〜ず手芸部”発足! 能年玲奈のオタクぶりは?
その発足の経緯と活動の様子を、能年は楽しそうに語る。
「最初はセットの素材を少しずつちぎって使うイタズラをしていたのですが、私はそこに青春を感じていました(笑)。そのうち皆さんが布や素材を持ってきてくださって、この作品だからこそできる“部活”になって、新鮮でよかったです。初めは篠原さんとふたりだったのですが、菅田さん、太田さんと増えてきて。小さい頃からイタズラ好きだったので、セットの布を盗むのも楽しんでいました(笑)。基本的にはクラゲを作っていたのですが、試しに白菜を作ってみたらすごく評判が良くて、皆さんに自慢しちゃいました」。
そんな手芸部の活動も楽しみながら、メイクや衣装など見た目からしっかりこだわって演じた、クラゲオタクというちょっと変わった役。オタクを初めて演じた能年が感じたこととは……。
「突発的にオタクの部分がガーって暴走しちゃうところがあるのですが、その部分で突き詰めてドレスをつくるところとか、とても楽しかったです。あと、パジャマからパジャマに衣装替えするというような毎日で、それがすごく新鮮でした。ずっとスウェットで楽でしたし(笑)。もしゃもしゃの三つ編みもメガネも、そばかすもお気に入りで、改めて私はコメディが好きだなあって思いました」
ところで、ふだんの能年玲奈にもオタクっぽいところはあるのだろうか?
「ひとつのことに集中し始めると、ほかのことはおかまいなしになるところは共通しているかな。一回なにかをやり始めちゃうと、やり遂げるまで終わらないところがあります」
<予告編>SEKAI NO OWARIが主題歌書き下ろし!
海月姫
そんな彼女たちの前に女装美男子・蔵之介と童貞エリート・修の兄弟が出現! 動揺する尼〜ずたちに、心のより所でもある聖地(=ボロアパート)が強奪の危機まで勃発。自分の大切なものを守るため、自分たちの居場所を守るため、尼〜ずと蔵之介はタッグを組み、最後の大勝負にうって出る――。
監督:川村泰祐
出演:能年玲奈 菅田将暉/池脇千鶴 太田莉菜 馬場園梓(アジアン) 篠原ともえ
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12月27日(土)全国公開
(C)2014『海月姫』製作委員会(C)東村アキコ/講談社