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水原希子 SPECIAL INTERVIEW 全部なしの状態でやろう!
やっぱりまだちょっと難しい(笑)
【水原】 自分の“ああしたい”“こうしたい”が決して一番ではないという点で似ているかな。モデル業の場合、自分が好きなポーズがあったとしても、読者やクライアントの方々が喜んだり納得してくれたりする表現を優先することが成功だと考えていて。むしろ、モデルってそうあるべきだとも思う。一方でお芝居も、監督や周囲が納得する表現をすることが重要ですよね。今は悩むことも多いですけど、柔軟に対応できるようになりたい。だけど……、やっぱりまだちょっと難しいですね(照笑)。
──とはいえ、水原さんならではの空気感を出して、クセのあるキャラクターをいろいろと演じてきていますよね。
【水原】 自分にとって、ふつうの学生や会社員役というキャラクターのほうが、逆に難しいのかも。クセがあるキャラクターのほうが、想像しやすいのかもしれないです。
──どうします?ふつうの会社員役のオファーが来たら。
【水原】 どうしよう!う〜んとりあえず、毎朝お弁当作りからはじめてみようかな(笑)。だけどこれから先、そういう役にも挑戦していけたら幅が広がるかもしれないですよね。幅という意味では、最近はコメディタッチな役にも興味が出てきました。
──今度、NHK大河ドラマ『八重の桜』にも出演されるんですよね。
【水原】 大山捨松という日本で初めて留学した女性の役を演じさせていただくんです。時代が今とは異なりますし、自分にとって新たな分野への挑戦です。正直、最初は怖いと思ったりもしたんですけど、今は前向きになれて、撮入を楽しみに感じるようになってきました。
──その時どきで悩むこともあるけど、楽しみや前向きになる要素を見つけるのも上手そうですね。以前、『I'M FLASH!』の海辺ロケの合間に泳いでいたというエピソードを聞いて、マイペースな一面もあるんだなと思いました(笑)。
【水原】 泳いでいましたね(笑)。ちなみに今作では、二宮さんが現場で楽しませてくれました。スケジュールがタイトではあったんですけど、いろいろ気づかってくれたり、みんなを和ませてくださったりして。
──二宮さんとはどんなお話を?
【水原】 二宮さんが好きなゲームの話とか(笑)。あとは何気ないおしゃべりとかしてました。周囲の人にすごく気を配っている二宮さんの姿は、さすがだなあと思いながら見ていました。
──壮大なスケール感と迫力をスクリーンから感じられるのは、そういう現場の一体感が支えていた部分も大きかったんでしょうね。
【水原】 そうですね。この作品は、本当にものすごい迫力があります。ジェットコースターに乗っているようなスリリングさもあり、スピード感もある展開です。サスペンスなので、考える要素も含んだストーリーでもあるけれど、最後にはすっきりとした爽快感を得られるはず。友だちと一緒に観に行くのにオススメの作品です。
(文:奥浜有冴/撮り下ろし写真:逢坂 聡)
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映画情報
プラチナデータ
プラチナデータ=極秘裏に集められた全日本国民の究極の個人情報・DNAデータ。近い将来、犯人を特定する最先端のDNA捜査が可能になり、検挙率100%、冤罪率0%の社会が訪れようとしていた。神楽龍平は警察庁の科学捜査機関『特殊解析研究所』に所属する、天才科学者。いくつもの難事件を解決してきた彼は、DNA捜査の重要関係者が殺される連続殺人事件を担当することに。しかし、わずかな証拠からDNA捜査システムが導き出した犯人は、なんと、神楽自身だった――。まったく身に覚えがない神楽は逃亡を決意。“追う者”だった神楽は自ら作り出したシステムによって“追われる者”に――。神楽は白か黒か?信じられるのは科学か、自分自身か?
監督:大友啓史
出演:二宮和也 鈴木保奈美 生瀬勝久 杏 水原希子 豊川悦司
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2013年3月16日(土)全国東宝系ロードショー
(C)2013「プラチナデータ」製作委員会
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