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a-nation『注目アーティストが一堂に会した白熱の2日間をレポート!!』

 夏の恒例野外フェス『a-nation 2012 stadium fes』の東京公演が8月25、26日の2日間、味の素スタジアムで開催。白熱の2日間をレポート!!

全身全霊の迫力あふれるステージ

 2日目のスタートを切ったのはデビュー7周年を迎え、さらに勢いが増しているAAA。紅白の衣装がこんがり
と日焼けした肌にマッチし、「最高の夏の思い出を作ろうぜ!」と「Still Love You」や新曲「777〜We can sing a song〜」を披露。「今日めちゃくちゃ楽しみしてきた人?最高の1日にしたい人どれぐらいいますか?」と日高光啓が客席に問いかけると、「ハーイ」と大歓声が。「最高ー!次は一緒にジャンプしてくれる?」(浦田直也)と、最後は夏ソングのメドレーへ。「SUNSHINE」や「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」では、客席にカラーボールを投げたり、タオル回しで会場と一体化。

 続いて登場したのは韓国のボーイズグループ・U-KISS。グループのイメージカラーであるピンクと白の衣装に身を包んだメンバーは、日本デビュー曲「Tick Tack」からエンジン全開!続く「Forbidden Love」でさらにスピードアップ!「僕たちがa-nationのステージ立たせていただきました〜!」(スヒョン)、「初めてなので、本当にドキドキしますが、みなさんが応援してくれるので元気になります」(ドンホ)と新曲「One of You」(9月5日発売)を早くも披露。キャッチ―なメロディーと口元に手を添え、左右に体を揺らす特徴的なサビの振り付けで観客との距離を縮めながらも、曲間には、キソプを中心に切れ味抜群のテクニカルなダンスで観客を圧倒!「最後にみなさ〜ん、一緒に一踊りますよ〜遊びましょう〜」(スヒョン)と大人気ナンバー「Man Man Ha Ni」で男らしいパフォーマンスを繰り広げ、しっかりと7人の存在をアピール。

 続くJAMOSAは「みなさんと最高の夏休みにしたいから」とCMでもおなじみの「もしも願いが叶うなら」で会場の温度をさらに上げ、初お目見えのRihwaは、バンドを引き連れ、アコースティックギターを奏でながら、笑顔で伸びやかな歌声を聴かせた。大ヒット曲「Time Goes By」から今年はしっとりとした幕開けとなったEvery Little Thing。「一郎さん、今日も暑いですね〜」(持田香織)、「どーもギターの人です。最後まで楽しんでいってください。熱いですけど、またまだいかせていかせていただきます」(伊藤一朗)とほのぼのムードから一転。「準備はいいか〜!お前ら〜〜!」の持田香織のひと言から、場内も一気にヒートアップ!「出会った頃のように」から「Dear My Friend」までおなじみのヒット曲のオンパレード、大合唱となった。

 この日唯一のロックバンドの出演となったAcid Black Cherryは、重厚感あふれるサウンドで一撃!全身黒、サングラス姿でyasuが貫録たっぷりにステージに登場!妖艶な「Brack Cherry」から疾走感あふれる「ピストル」で一気に飛ばしていく。「変な奴が来たって思ってる?みんな大丈夫ですか?」と一変して関西弁のフレンドリーなMCで観客に笑いをもたらし、「昨年初めて『a-nation』に出演させていただいて、昨年はアウェイ感が否めなかったんですけど、今年もいい感じに孤独を感じるかと思いきや、先日の大阪でチームABC(ファン)の方が盛り上げてくれて。そのお客さんをほかのお客さんが観て楽しんでくれたという、まさかのお客さんが支えてくれたという……ありがとう〜。今日初めて観る人もいると思いますが、客席を見て楽しむもよし。(ステージ)こっちみて楽しむもよし」と、大御所ながら謙虚な姿勢に観客から拍手が沸き起こる。そして、「シャングリラ」、「あと1曲だけ!チームABC、俺たちの凄さ見せてやろうな!」と「SPELL MAGIC」を披露。まさにyasuの宣言通り、一心不乱に観客がヘッドバンギングする光景は圧巻のひと言。yasuもチームABCに負けじとガッチリ固めた頭を思い切り振り乱し、全身全霊の迫力あふれるステージ、ファンとの固い絆をみせつけた。

 そして、アイドルユニット・SUPER☆GiRLSは「3年越しの願いが叶って」のステージに。「プリプリ SUMMER■キッス」(※■はハートマーク)など、キュートで元気いっぱいの弾けたパフォーマンスで常夏ムードを感じさせた。サプライズゲストとして登場したのはスギちゃんは、「イエーイ!ワイルドスギちゃんだよ〜盛り上がってるか〜!シークレットがスギちゃんでうれしいだろ?今日もワイルド見せていくぜ〜」と最初はワイルドさ全開の強気な発言をするも、「来年も生き残ってると思うか?」と問うと会場に微妙な空気が。しかし、温かい「スギちゃん」コールが起こり、逆に観客に励まされ、ステージをあとにしたのだった。

 m-floが登場した瞬間、一気にスタジアムは巨大クラブに変貌!観客はうちわをあげてノリノリに。Minamiを迎えての「She's So(Outta Control)」、「miss you x Ladies (Mashup)」でmelody.とMatt Cabが刺激的で心地よいエレクトロ、ハウスサウンドに乗せて歌い、まるで宇宙空間へタイムスリップしたかのような異空間を構築したのだった。

 徐々に日が暮れてきたころ、TRFが登場!青いうちわの光が場内を包み込むなか、「今日は海外や東北などにも中継されています。みんなで素敵な思い出作ろうね〜」と、「BOY MEETS GIRL」や「EZ DO DANCE」、「survival dAnce 〜no no cry more〜」と老若男女、ジャンルの垣根を越え、観客たちは一緒に口ずさみ、踊り、熱狂の渦となった。

メンバーと観客ともに異常なほどのボルテージを記録

 空が黒く染まったころ、「ALIVE」のイントロが流れ、スクリーンにBIGBANG文字が映し出されると場内から歓声が沸き起こるなか、「TONIGHT」を披露。6月にツアーを終え、わずか2ヶ月の間に、1人ひとりから放たれるエネルギーやオーラ、すべてが異なり、BIGBANGというグループの止まらない進化を感じさせる。T.O.Pが低音域のラップを奏で「HANDS UP」へ突入。BIGBANGの黄色ペンライトが『a-nation』の青いうちわのなかに点在し、まるで夜空いっぱいにキラキラと輝く星のような美しい光景をみせていたのだが、「HANDS UP」ではまるで流れ星のように、終始、黄色の光が上下に揺れ動いていたのだった。

 「Nice to meet youー!」と、久々の日本でのライブにのっけからハイテンションのSOLとG-DRAGON。、「どうぞよろしくお願いします」とクール&マイペースなT.O.Pは丁寧に、V.IとD-LITEも「日本元気ですかー?こんばんはー!」と日本語で力強くあいさつ。そして、SOLが「SAY YAH〜〜〜」と叫ぶと、観客としばし掛け合いに。バンドが加わり、高揚感が増してきたところで「FANTASTIC BABY」へ。さらに、「みなさんダンスを踊りましょう〜Party people〜!」と「Feeling」でメンバーと観客は互いのバイヴを響かせ、ラストの「MY HEAVEN」では、メンバーそれぞれがステージを所狭しと走り回りながらも、「一緒にジャンプしてください〜」と、見事に5万4000人の観客と一体化。この日のBIGBANGのステージは、メンバーと観客ともに異常なほどのボルテージを記録し、幕を閉じたのだった。

 そして、オーラスを飾ったのは、浜崎あゆみ。一変して夜空に光る黄色の星からピンクの花が咲き誇る場内に、「あゆ〜〜」コールが湧き上がる。まるでミュージカルといわんばかりのドラマティックなオープニング、別世界が広がるなか、ピアノのイントロが流れ出すると、真っ赤に包まれた浜崎あゆみがステージ下から現れ、バラード曲「PRE BRILLANTE〜BRILLANTE」を熱唱。「a-nation盛り上がれー!」ボディラインが強調されたタイトな衣装で「evolution」からスピードを加速させ、「HANABI」「HANABI 〜episode II〜」と、全身を使った気迫のこもったパフォーマンスで独自のワールドへ観る者を引き込んでいく。

 そして、毎年の楽しみのひとつとなっている浴衣姿に着替えた彼女は、はっぴ姿のダンサーたちとともにスタジアムを周回。「Sunrise 〜LOVE is ALL〜」、「glitter」、「BLUE BIRD」、「Greatful days」といった、これぞ夏ソングといえる楽曲たちをメドレーで聴かせ、会場はすっかりお祭りモードに。

 「theme of a-nation '03」では、和太鼓のドッシリとした音色が鳴り響くなか、浜崎あゆみの突き抜ける高音域が心地よい交わりをみせ、まさに日本の夏祭り!を演出したあとは、ヴィヴィッドカラーの衣装で最新曲「You&Me」、そして、「a-nation最後の曲になります!一緒に歌ってください!」とおなじみの「July 1st」が披露されると、観客も渾身の力を込めて一緒に歌い、うちわを振りあげ、彼女とともに夏を思い切り満喫し、夜空を彩る美しい打ち上げ花火という最高の特効演出のなか、2012年『a-nation stadium fes.』は華々しく終わりを迎えた。
(文:星野彩乃)

『a-nation 2012 stadium fes』はWOWOWで観よう!


stadium fes.の中から東京・味の素スタジアムで行われた8月25日(土)の模様を中心に26日(日)の模様も凝縮して放送。放送予定アーティストは、8月25日Do As Infinity、hitomi、moumoon、三代目 J Soul Brothers、湘南乃風、ソナーポケット、SUPER JUNIOR、東方神起ほか。26日AAA、BIGBANG、Every Little Thing、浜崎あゆみ、m-flo、TRF、U-KISS ほか。

『a-nation 2012 stadium fes. ver.0825』
◆放送日:9月30日(日)午後9時〜

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