2016-06-27
ジョニー・デップ×ティム・バートンのタッグが世界的ブームを巻き起きしてから6年。その“世界観のクリエイティブ”と“物語に込められるメッセージ”がともに全世界の注目を集める『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』がいよいよ公開される。そこで!アリスを語りたいディズニー好き人気モデル8人に、思い思いの“ワンダーランド”コーデで集まってもらった。ワンダーランドの本当の意味、そこから振り返った自身の仕事、生活についても語り合う!!
――まずは映画をご覧になっていかがでした?
こんどうようぢ 前作同様、ワンダーランドのカラフルな世界がとてもきれいで、鮮明! アリスがとても強い女性になっていて、自分をしっかり持った女性に成長しているなと思いました。
SAKURA 映像の色使いがとてもきれいだなと思いました。衣装もかわいかったです。アリスはとても強い女性で、気も強くて男っぽいけれど、優しくて美しい人でした。
志村禎雄(XOX) マッドハッターの家族愛、それに対するアリスの気持ちがとても感動的で、思わず泣いちゃいそうでした!
ほりえりく 僕は前作を観ていなかったのですが、物語の入口からわかりやすかったので観やすかったことと、セカンズっていう小さいキャラクターがとてもかわいかったです。
時人 時間というテーマがあるけれど家族愛の話が中心なので、難しく考える必要はないですよね。ティム・バートンとジョニー・デップのタッグというと作品の世界観とかメッセージを深く考えがちですけど、気構えないでまっすぐに観て楽しめると思います。
――人気のキャラクターが再集合していますが、お気に入りのキャラクターはいますか?
SAKURA アリスを観ていると、私なら怖いなって思うことでもどんどん突き進んでいってしまうので、その姿勢と行動力はうらやましく思いました。私もそういう強い心がほしいです。
時人 僕は白の女王のアン・ハサウェイさんと結婚したいんですよ。美しすぎて、ニヤニヤしちゃうほど(笑)。めっちゃきれい!
志村禎雄(XOX) 僕はマッドハッターのヨーロピアンな感じの服装が好みで、今日は自分も近づけようと思って似た服装で来ました! 僕も家族が大切なので、自分だったらどうするだろうなってマッドハッターに自分を重ね合わせて観ていました。
ほりえりく そういう意味で言うと、赤の女王と自分が重なる気がしました。僕には妹がいますが、まさしく映画のようなシチュエーションがあって。お母さんに「どっちがやったの?」と怒られたときに自分のせいにされて、それを思い出しました。
こんどう 今回、白の女王は、裏の部分を見せるよね。前回はきれいな人だったけれど、今回は人間味があるキャラクターだよね。
――今作は時間や過去がテーマになっていますが、みなさんはアリスのように過去に戻って変えたいと思うようなことはありますか?
こんどう 僕はいまの仕事を始めて4年目くらいになりますが、最初の頃はずっと天狗で。スタッフさんに対してディーバな感じがあったので、いますごく後悔しています。だから戻れたら、もうちょっとペコペコしておきたいかなって(笑)。
時人 その言いかた!
ほりえりく 仲良くね、仲良く(笑)。
こんどう もうちょっと大人の考え方ができていればって思うので、戻れるならあのころに戻りたいですね。本当にひどかったの。最近は丸くなったねって、皆に言われます。
志村禎雄(XOX) 僕はこの仕事を始めるときに学校を辞めてしまったんですけど、いまになってちゃんと卒業したかったという思いはありますね。戻れるとしたら、学業と仕事をどちらもしっかりやっている状態にしたいです。
時人 よく知恵熱出るのに(笑)?
志村禎雄(XOX) そうなんですよ(笑)。勉強すると熱が出るんです。
SAKURA 私はいまの事務所の社長と初めて会ったときに「読モと付き合っているんですよね?」って言っちゃったんですよ。それはほかのひとの勘違いだったんですけど。最初からちゃんと礼儀正しく挨拶できていて、もっとペコペコと媚び売っておけばよかったのかなって。
時人 なに! そのペコペコモード(笑)。
――劇中に「過去は変えられない、過去から学ぶことはできる」というタイムの印象的なセリフもありましたが、この映画を観ると今日を生きることを大切にしようと思いますよね。
こんどう 劇中では時間を旅していますが、現実世界ではそれは無理なことなので、一瞬一瞬の時間を大切にしなければいけないって気付かされました。過ぎていく時間を大切に感じながら、いまいるひと、まわりにいるひとたちを大事にしなくちゃいけないなって思いました。
志村禎雄(XOX) いま家族と離れて暮らしているので、もっと家族を大切にしようと思いました。親孝行をちゃんとして、幸せになってほしいです。育ててもらった恩返しを、いま自分にできることでしているところです。
SAKURA ディズニー映画を観るたびに主人公の気持ちになるというか、私も新しいことに挑戦してみようとか冒険をしたいって思うけれど、行動をするまでには至っていないです。この映画で、家族がいつもそばにいて一緒に過ごせることが当たり前ではないと気付いて、大切にしていきたいと思いました。
こんどう ディズニー映画って、毎回何かしら新しい発見があって自分の考え方に影響を与えてくれて、生き方も変わるので、映画ってすごいなって思いますね。
――今作は、同世代の方にはどう紹介しますか?
こんどう ワンダーランドの世界がシンプルにかわいい一方で、ダークでキモかわいいキャラクターも出てくる映画なので、素直に観ていて楽しいはずです。僕たちみんなの感想が違うように、観たひとがこの映画をどう感じるかも気になりますね。
時人 “後悔”も映画に含まれていて、自分を振り返ってみると明日からはもうちょっと正直に生きられるかなって思いました。なりたい自分がいて、でもなれないみたいな、いままだちょっと気持ち悪いな自分、みたいなひとが観るといいと思います。
SAKURA 時人くんみたいに深くも観られる映画ですが、私みたいに衣装とかカラフルな映像世界に興味があるひとでも気楽に楽しめると思いました。言葉づかいも“ヘンテコ”とかすごくわかりやすいので、誰が観ても楽しめると思います。
こんどう 3D映像も見逃せないですね。いまの時代、ここまで映像の奥行きが出せるのかと驚いちゃいました。
時人 これを観て、翌日から過去を思い出す時間を作ってほしいです。正直に生きられるようになると思います。
――映画をご覧になっていかがでした?
紗蘭 今作もめっちゃおもしろかったです! もともとアリスが超好きで、いろいろDVDも持っています。時間をさかのぼるとか現実ではありえないことの連鎖ってすごく好き。
mim かわいいだけじゃなくて、現実的なテーマとかシーンも多かったのでびっくりしました。夢のなかとか、アリスの心の内をきらびやかに描いている作品が多いなかで、超現実的な場面もあって。でも、そのおかげでアリスが実在する世界と夢の世界を行ったり来たりしていることが伝わるので、子どもだけでなく大人が観ても楽しめると思いました。
mam 劇中で言っていたことで、「不可能は信じないと可能にならない」というメッセージに感動しました!
――今作で好きになったキャラクターはいましたか?
mim チシャ猫がかわいい! 最強かわいすぎる!!!
紗蘭 赤の女王がすごいインパクトがあった。あのアタマ、やってみたい(笑)。
mam 白の女王の若いころが、髪の毛がパープルでかわいくてたまらなかった。ドレスもラベンダーで、美しすぎですね。
――今回、赤の女王と白の女王の知られざる姉妹エピソードも登場しましたが、双子姉妹のmimmamさんは観ていて思うことはありましたか?
mim 私たちも些細なことでケンカすることもあるけれど、自分が悪かったらハッキリ悪いと言ってくれたら納得はします。姉妹って距離が近いからなんでも話せたりするぶん、遠慮がないところもあってぶつかることも多いかもしれないです。でも、血がつながっている家族なので、友だちとは違う深いレベルでの絆があると思う。
mam 「嫌い」と表面上では言っていても、心の奥では嫌いにはなれないということは多いですね。家族だから。私たちもケンカしていても、謝ってくれればそれでいいという気持ちでいるから、たいていは許せちゃう。そういうことって大事だなって改めて思いました。
――今回アリスは過去を変えてマッドハッターを救おうとしますが、みなさんはあのときこうしていれば……と思うことは?
紗蘭 後悔とかじゃないけれど、いまの芸能の道を選ばず、学業を辞めないで、そのまま私立の高校に行っていたらどうなっていたのかなか考えることはあります。普通に卒業していたら、そのあとどうしていたかちょっと気になりますね。
mim 私はもうちょっと早くこの業界に入りたかったですね。紗蘭は中三くらいからモデルを始めていましたが、私は20歳くらいなので。年齢が上がると、若い子たちがやっていることがもうできないんですよね。
――“過去は変えられないから、今を大切に”というメッセージも映画に登場しますが、それを踏まえていま思うことはありますか?
mam 時間は戻らないので、後悔するくらいなら自分からどんどん進んで何事にも挑戦したほうがいいですよね。
mim いまをしっかり生きよう!
mam だって、いつ人生が終わるかなんて誰もわからないじゃないですか。自分らしく楽しく生きなければいけないって思います。
――最近の若い子はすぐ病みますよね。みなさんの言葉は元気出ると思います!
紗蘭 病みますね。LINEで「病み期」とかよく見ます(笑)。いまの子って、打たれ弱いんですよ。怒られることに慣れていないので、怒られると「うるさい、やだ」みたいになりがち。だからガツンと言われると、なえちゃうんですよね。
mam 私たちはよく怒られて、厳しくしつけられていたほうみたいで、両親に感謝ですね。アリスを観ていて思ったのは、自分の意思が強くてしっかりしているということ。そういう姿に憧れるいまの子って多いんじゃないですかね。
mim 自分が言ったことは絶対曲げないし。
紗蘭 強い女性って、いいね(笑)! カッコいいし。
――みなさんはアリスの勇姿を観ていて、うらやましかったり、憧れたりします?
紗蘭 私は気が強いほうなので、ふだんまわりから何か言われても全然気にしないです。言い返すこともできるけれど、彼女のように行動に移せるかどうかはわからない……。そうできるようにがんばりたい気持ちはあります。難しいと思うけれど。
mam 精神的には“豆腐メンタル”なんですけど、気が強いのでなんとかやっています(笑)。すごく落ち込むときもあるけれど、ひとに相談して話を聞いてもらえれば大丈夫。女性って同意を求める生きものなので「こうだよね?」って言ったら、「そうだね」って言ってもらえると安心します(笑)。
mim アリスは勇敢すぎる! すぐにどこかに飛んで行って、時計のお城みたいなところに振り子がいっぱいあったけれど、そういうところでも平気。私だったらすぐ滑って落ちるなって思いました(笑)。そういう行動的なところにしびれるくらい憧れる!
――――映画を観る前と観た後でイメージが違ったという意見もあるのですが、みなさんはいかがですか?
紗蘭 観る前は、冒険的なアクション映画なのかと思っていたんですけれど、実際は深い物語があるお話でした。時間がテーマになっていて、過去に失ったものを取り戻すこととか、家族との関係とか、自分のことに置き換えて考えさせられたりしました。たぶん観たひとみんなが、それぞれ自分の過去とか今の生き方を振り返るんじゃないかな。私は観てよかったと思いました。
mim 赤の女王の秘密とか、過去をさかのぼることによって現在の人物の本質を知ることができます。それが紐解かれていく過程がドキドキして楽しかったです。いままでに知らなかったアリスの世界を観ることができました。
mam ストーリーの内容が深いし、ワンダーランドの映像がきれいで衣装もかわいくて、世界観にグッと引き込まれる要素が強いなあと思いました。彩度がとても高いので、私のまわりの子たちとかは好きな映画だなって思います。
(文:鴇田崇/写真:草刈雅之)
1992年12月25日生まれ。大阪府出身。
ジェンダーレス系男子と呼ばれる独自のファッションセンスが女子中高生を中心に人気を集めている。4月22日自身のブランド『DINGラフォーレ原宿店 OPEN』。歌手、デザイナー、タレントとしても活動中。
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1995年7月21日生まれ。フィリピン出身。
ストリートに根ざしたファッションを体現する人気モデル5人による新世代ボーイズグループ・XOXのメンバー。モデル、タレントとして活動中。
https://twitter.com/shimura_sadao
1993年11月19日生まれ。大阪府出身。
ボーカル3名DJ1名のボーカルグループ・ZOLAのメンバー。モデル、タレント、アーティストとして活動中。
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1995年2月21日生まれ。広島県出身。
ツイキャスでの閲覧者参加型トークで圧倒的な人気を持つ。EDM×ROCKを組み合わせた1DJ、2ボーカルの3人グループ・8Beatsのメンバーとしても活動中。
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1999年6月25日生まれ。東京出身。
10代向けのファッション誌『Ranzuki(ランズキ)』(ぶんか社)専属モデル。SNSで女子中高生から絶大な人気を得ている。
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1997年11月29日生まれ。
日本、フランス、モロッコの血を受け継ぐモデル。3/30にCD付き1stスタイルブック『さらっちだよ』を発売。同スタイルブック内でアーティストとしてソロデビューを果たす。
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1993年12月7日生まれ。
姉mam(まむ)と妹mim(みむ)のリアル双子ユニット。2013年8月デビュー。モデル、タレント、アーティストとして活動中。パーソナルブック『mimmam』発売中。
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物語は前作から3年後。亡き父の後を継ぎ、船長として大海原で活躍していたアリス。だが厳しい現実に直面し、再びワンダーランドへと誘われる。そこにいたのは、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッター。大切な友を救うため、アリスは時間をさかのぼる。待ち受けるのは、秘められた真実と、時間の番人<タイム>との戦い。赤の女王の脅威も迫るなか、果たしてアリスは、運命に逆らい、過去を変えることはできるのか?
製作:ティム・バートン
監督:ジェームズ・ボビン
出演:ジョニー・デップ/アン・ハサウェイ/ミア・ワシコウスカ/ヘレナ・ボナム=カーター
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
7月1日(金)全国ロードショー
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