伝統とモダンが融合したラグジュアリーホテルで、気分はオノ・ヨーコ♪

　友禅染めではもともと足りない集中力をフル稼働して、少しお疲れモードの編集N…。旅の疲れを癒やすべく、本日のお宿『すみや亀峰菴』へと車を走らせます。交通アクセスも良く、嵯峨・嵐山から車で35分、京都市内からも1時間ほど。ちょっとしたドライブに最適な距離感で、市内のにぎやかな観光エリアとは一味違った山の中の落ち着いた雰囲気に高まる期待…！

　いざ到着してみると、その荘厳な佇まいにテンションは最高潮！　さっきまでの疲れはどこへやら…興奮気味にスタッフさんに挨拶すると、お部屋にご案内いただきました。1955年創業の同旅館は、2006年に大きな改装を実施。館内は京の歴史が残す素朴な味わいを大切にしつつ、センスが光るこだわりのインテリアが至る所に配置されたモダンな雰囲気。これは、カップルからファミリーまでのんびりと過ごせそう。

　戦国時代に傷ついた武士たちが刀傷を癒したという、京都・湯の花温泉。じつは亀峰菴は、あのジョン・レノンとオノ・ヨーコが訪れた旅館としても有名なんです！　同旅館の自慢のひとつ、貸し切り露天風呂『山の隠れ湯』・『離れの湯』に入浴したジョンが浴衣をバスローブ代わりに着たという微笑ましいエピソードもうかがいました。何を隠そう、大のビートルズファンである編集Nは、さっそく温泉に行ってみることに！　季節の移ろいを身近に感じられる開放的な空間は、まさに“森林浴”。湯舟につかりながら川のせせらぎや鳥のさえずりに耳をすませば、都会の喧騒も忘れてゆったりとした至福の時間が流れていきます。ジョンやヨーコもこの古き良き、日本の原風景に癒やされたのでしょうか。

　温泉で癒されたあとは、地元産の食材の持ち味を活かした懐石料理を堪能！　丹波の昔の台所をイメージしたダイニング『旬膳瑞禾』でふるまわれる、おくどさん（かまど）で炊かれたご飯の美味しさは格別！　さらにはお酒にもこだわっていて、イチオシは日本ではあまりお目にかかることのないオーストリア産のワイン。編集Nもちょっぴりいただいたのですが、透き通った酸味と甘い香りが驚くほど和食にピッタリでした。

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