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ORICON NEWS
JYP NATION in Japan 2012『3万6000人が熱狂した感動のイベントをレポート!』
注目のデュオも初登場!
続いて登場したのは、7月に待望の日本デビューを果たしたWonder Girls。「1年ぶりに帰ってきました。今年は昨年よりもっとパワーアップしました。みなさん期待してください」と、韓国で1位を獲得した「Like This」、7月にアメリカで発売したばかりの新曲「LIKE MONEY」を初披露したほか、後半には日本デビュー曲「Nobody〜あなたしか見えない〜(Japanese ver.)」で、ゴールドの煌びやかな衣装をまとい、マイクスタンドを使用したセクシーなダンスパフォーマンスを展開。イントロが流れた瞬間から観客は大盛り上がり!メンバーと一緒に口ずさんだり、サビでは手を叩き、両指でさすポーズをするなど、初の日本語ナンバーに大興奮していた。
また“JYP史上最も愉快なプロジェクト”として今年の5月に韓国デビューしたJB(ジェイビー)とJr.(ジュニア)の男性2人組デュオ・JJ Projectは、HIP HOPとロック、エレクトロニカなどを融合させたデビュー曲「Bounce」でステージを所狭しと動き回り、あふれんばかりのエネルギーを爆発させた。さらにJYPエンターテイメントから初のラッパーとして2008年にデビューしたSan Eは、フレッシュな勢いに満ちたJJ Projectとは異なる独自のグルーヴ感を放出し、前半のステージを盛り上げた。
一変して、会場を切ない世界に瞬時に染め上げた2AM。バラードチューンの「I wonder If You Hurt Like Me」や「電話にでない君に」を熱唱。「みなさんこんばんは、2AMです。今年もまた『JYP NATION』がはじまりましたね〜」(チャンミン)、「久しぶりにみなさんと会えてとってもうれしいです!」(スロン)、そして「みなさんTBSテレビのドラマ『走馬灯株式会社』は観てますか〜?今日はその主題歌となっている曲を初めて披露します」(チャンミン)と9月12日発売の新曲「For you〜君のためにできること〜」を紹介。この日、いち早く聴かせ、哀愁漂うアコギの音色と切なくも力強い4人の歌声、流麗なコーラスワークに観客は耳を傾け、しっかりと心に刻んでいたのだった。
前半戦のトリを飾ったのはもちろん2PM。割れんばかりの大歓声に迎えられ、無数のレーザー光線が場内を駆け抜ける中、「Beautiful」を華麗に披露。会場はとてつもない熱気に包まれた。「このたびはファンのみなさんにご心配をおかけして本当にすみませんでした。僕たち2PMは6人でこれからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」と、この日参加できなかったニックンの気持ちを代弁するかのようにテギョンが神妙な面持ちで挨拶。しかし、ファミリーが一同に会した年に一度の祭典!「本当にうれしいです。いつも思うけど……」(チャンソン)、「今年の『JYP NATION』は(昨年より)もっと熱いですね!」(ウヨン)と「I'll be back-Japanese ver.」など、汗まみれになりながら5人はパワフルにダイナミックにパフォーマンス!
コラボで魅せたセクシーなステージに悲鳴も……
「僕は「JYP」という国のリーダーJ.Y. Parkです」と、自ら「You're the one/U&I Ver.」で貫録漂うステージを見せたあと、「JYPの歌手の音楽を作ると、たまに私が歌いたくなります」と、他アーティストの人気曲を今度はピアノを弾き語りしながらサポート。
2AMのチャンミン、2PMのジュノ、テギョンによるWonder Girls、2PMのチャンソン、ウヨン、2AMのスロン、JB(JJ Project)によるmiss AのBOYS Ver.、逆にWonder Girlsのイェウン、JOO、missAのスジ、ジアのガールズ
による2AMのカバーなど、このイベントでしか見られないスペシャルなステージが目白押し!「Kiss」では、2PMのジュンスは女性メンバーに囲まれ、完全なるハーレム状態に。また2AMチョグォンは、みずからのソロ曲「Animal」で、missAのミン、ジアとともにロープを使った艶めかしいダンス、すべてを超越した世界観を誇示。そんななか、2PMのウヨンは、ソロデビュー曲「Sexy Lady」を男気たっぷりに激しいダンス・パフォーマンスで観客を圧倒した。
「『JYP NATION』といえば、いろんなコラボレーションがありますけど、女の子だけのコラボってなかったから、次は女の子メンバーだけでやりたいと思います」とJYPガールズ(Wonder Girls+miss A+JOO)が総出演し、Wonder Girlsの「Tell Me」を女性らしくキュートに華やかに披露。
そんな彼女たちに対抗して(?)、黒のタキシード姿の9人が横並びで登場。ユニット・2PM+2AM‘Oneday’として、彼らのドキュメンタリー映画の主題歌となった「One day」を熱唱。「デビュー以来初めての共演で本当に楽しかったです」(ジュンス)と両者の仲の良さ、息のあった姿を改めて垣間見ることができた。
そして、再び2AM、2PMがステージを行い、各々のカラーを魅せつけたあと、最後は出演者全員が集結し、本編は2PMの「10 out of 10(10 / 10)」でテンションMAX状態のまま終了。アンコールでは、白いJYPTシャツに着替えたメンバーたちがJ.Y. Parkの「私を離れないで(Don't leave Me)」、2PMの「Hands Up」を再び全員でパフォーマンスし、メンバー、会場はひとつに。「来年も絶対やりたいです!来年も来てくれますか?」(チャンソン)、「『JYP NATION』の主人は(観客の)みなさんですーありがとうございました!」(J.Y. Park)。
最後は全員で手をつなぎ、大きく一礼。全39曲、3時間20分に及んだ『JYP NATION in Japan 2012』は、出演者、観客すべての人たちを笑顔にし、大盛況の中、終幕を迎えた。
(文:星野彩乃)
関連リンク
・2PM PROFILE
・2AM PROFILE
・Wonder Girls PROFILE