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神戸学院大学「グローバルな人材」ってどういう人?
語学力さえつけば、それでOKなの?
ところが、実際に翻訳アプリを片手に海外に出かけても、いちいち機械を介するもどかしさと応用のきかなさから、ボディランゲージで乗り切る人が多いんだとか。やっぱり人と人との関係は“体温”を感じるやりとりがあって、初めて相手に意思が伝わるということなんですね。
神戸学院大学が着目したのはまさにココ。グローバル・コミュニケーション学部は、語学力プラス、コミュニケーション能力の必要性を発信することから始動したんだそう。兵庫県には外国語学部のある大学が少ないにもかかわらず、あえて「グローバル・コミュニケーション」という名前にこだわった点からも、その想いがうかがえます。
語学力+コミュニケーション能力が、自分だけの未来を切り開く
ただ、シャイな日本人はボディアクションへのハードルも高いし、英語というだけでつい身構えてしまいがち。「語学のレッスンはスポーツと同じで毎日やらなきゃいけませんが、グローバル・コミュニケーション学部は苦痛ではなく楽しく学べ、上達が実感できるようなプログラムを揃えています。恥ずかしさも乗り越えられますよ」。
先生たちに聞く 「グローバル力」ってなんですか?
国際力を育てるには、能動的に動ける力も必要。「語学はあくまでもツール」と語る中西先生は、「自分自身が課題を見つけどう人に伝えるかが大切」と話す。「教わる人じゃなく自ら考える人になると、顔つきも1年でガラッと変わるんですよ」。
「人間の幅を広げ、良き社会人になれ」…栗原由加准教授
「仕事の内容もどんどん変化し、学歴さえあればどうにかなる時代ではなくなりました。大きい組織の下につけば安泰だと考えるのではなく、むしろ自分が新しい仕事の先駆けとなって欲しい」と話すのは、留学生を担当する栗原先生。「人間の幅を広げ、良き社会人になれ。必ずできると思います」。
「グローバル」を体験した先輩は…
実際に海外留学をして、国際力を養った先輩たちもいる。4年次の1年間、中国の南開大学に留学した森田さんは「最初はまったく言葉が理解できず、数ヶ月かけて不自由がなくなってから、ようやく本当の意味での留学が始まりました」と話す。「以前のぼくは中国語検定に合格することだけが目標の薄っぺらい人間でしたが、海外でいろんな国の人と生活を共にすることで経験と知識が1本につながり、目の前が晴れたよう。肌で学んだことがぼくにとって血となり肉となっているんです」。
何ができる? グローバル・コミュニケーション学部
2015年3月には、地上4階建て・延べ床面積約1万9500平米の新校舎が神戸・ポートアイランドに完成。アクセスの良さはもちろんのこと、建物中央にコミュニケーションボイド(屋内型の中庭)を配し、3階まで吹き抜けるオープンスペースはモダンで開放的なデザインも魅力的。授業開始時間も9時30分と従来より30分遅くすることで、より遠方からの通学も可能になっています。
「歴史や文化に経済社会? それは語学力とコミュニケーション力がつけば自然にあとから興味が湧いてきます。その時、対応できるのが総合大学の強みです。学生たちには興味のドアを開ける様々なキーを手にしてほしい。そして世界各地でいろんな働き方をする人がいて‘卒業生を渡り歩けば世界一周できる’なんていうのが理想ですね」(伊藤副学長)。
神戸学院大学
2012年に法人創立100周年を迎え、2016年に大学創立50周年を迎える。人文・社会・自然のバランスがとれた8学部を擁する、神戸市で最大規模の私立総合大学。2014年度より「現代社会学部」、2015年度より「グローバル・コミュニケーション学部」を新設し、情報化社会・国際化社会に対応することのできる優れた人間育成に力を注いでいる。
神戸学院大学
〒651-2180 神戸市西区伊川谷町有瀬518
入学事務室:078-974-1972
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