大きな手 空、海、風
木漏れ日に眉をひそめて
川の流れに耳を澄ませば
頬をかすめる 懐かしい声

空に雲が飛ぶように 海に波が踊るように
当たり前のこと そんなことさえも
意味も無く輝いていた あの頃

転んで泣いた日も
「大丈夫だよ」とあなたは手を伸ばし
太い指先で 麦わら帽子を優しく直してくれた

あなたがいるから 今の僕がいる
ありふれた時が とても嬉しくて
あなたがいるから 今の僕がいる
輝ける愛のすべては 今ここにある

いちばん近くにいるから
見えなくなるものもある
時には傷つけ 時には傷つき
それでも今は 美しい日々

確かな愛の前では それすらも美しいんだね
目に見えるもの 耳に聞こえるもの
それすらも乗り越えてゆく きずな

あの頃より少し
小さくなったあなたの背中から
今までどれほどの あなたの言葉を教えられたことでしょう

あなたがいるから 今の僕がいる
ありふれた時が とても嬉しくて
あなたがいるから 今の僕がいる
輝ける愛のすべては 今ここにある

輝ける愛のすべては 今ここにある

あなたがいるから 今の僕がいる
ありふれた時が とても嬉しくて
あなたがいるから 今の僕がいる
輝ける愛のすべては 今ここにある