4年ぶりに誕生した日本人大関・琴奨菊(27)が12日、都内で行われた映画『一命』(三池崇史監督、10月15日公開)の特別試写会にサプライズゲストとして登場した。「土俵の上より緊張しています」と大汗をかきながらも、舞台あいさつを務め上げた。イベント終了後に行われた取材で、「綱取りと嫁取りどっちが先にしたいか?」と問われた琴奨菊は、大笑いしながら「相撲が一番」と断言。それでも好みの女性については「優しい方がいいですね。相撲は男の世界でもあるので、癒しを求めている。癒してくれる人がいい」とニコニコ顔で明かした。 大関昇進の伝達式で琴奨菊が口上に用いた「万理一空」とは、宮本武蔵の兵法書にある言葉で、一切の迷いのない状態の意味。映画のタイトルにも漢字の「一」があり、舞台あいさつで大関は「運命的な出会いを感じました」。
2011/10/12