音楽家のオノ・ヨーコが3日、東京・神宮前のアウディフォーラム東京で行われた写真家・篠山紀信の写真展『ジョン・レノン、オノ・ヨーコとともに…愛のファンタジー』のレセプションパーティーを訪れた。夫のジョン・レノンとの“愛の記録”といった写真や息子のショーン・レノンを交えて3人で幸せそうに笑う写真を見てまわったヨーコは、篠山に「一番楽しかった時期に写真を撮ってくれてありがとう」と改めて感謝。篠山も「3人の愛の結晶が撮れた。とても幸せそうな人たちだった」と30年前を思い出すかのように微笑んだ。

　今年はジョン・レノンの生誕70年、1980年に発売され世界的人気を呼んだアルバム『ダブルファンタジー』から30年となるなど、ジョンとヨーコにとって記念すべき年。同イベントでは篠山とヨーコが初めて会った1974年の米ニューヨークで撮影された写真や、『ダブルファンタジー』のジャケット写真、2008年に撮りおろした世界初公開となる写真など“家族3人の愛”の写真33点が展示された。

　今なおジョンの歌が支持され続けるワケを問われたヨーコは、「彼がいつの時代にも必要とされるワードを歌っているからよ。もちろんいい歌だしね」と語った。また篠山は今年4月発売の和樂ムック『市川海老蔵　成田屋の粋と艶』（小学館）で写真を担当していることから、取材最後に暴行被害や入院などで世間を賑わせている市川海老蔵へのコメントを求められるも「いやいや、何にもないよ。ノーコメントです」と口を閉ざし、パーティーへ戻っていった。

　写真展『KISHIN SHINOYAMA PHOTO EXHIBITION ジョン・レノン、オノ・ヨーコとともに…愛のファンタジー』は同所にて11月4日（土）から来年1月5日（水）まで開催。

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