女優の藤原紀香（39）が11月30日、都内で行われたミュージカル『マルグリット』製作発表会見に、共演者の西城秀樹（55）、田代万里生（26）と共に出席した。すでに済ませたポスター撮影の様子を振り返った藤原は「ドイツの将軍の格好をしている秀樹さんが、もう話しかけられない雰囲気を出していて、スターだなと思った。セクシー秀樹さん」とべた褒め。これに西城が「ヒデキ感激！」と名セリフで応えると、藤原は「初めて生で聞けた〜」と色めき立った。

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　『ドロウジー・シャペロン』『キャバレー』に続き、3年連続のミュージカル主演となる藤原は「情熱なしには語れない、ロマンチックなラブストーリー。ストーリー自体に惚れこんだ」と、同作についてコメント。「レベルが高い曲ばかりで、簡単には歌いこなせない」としつつ「でも、絶対にこのハードルを乗り越えてステージに立ちたい」と自らを奮い立たせ、更なる高みを目指すことを誓った。

　同作は第二次世界大戦下のパリでナチスの占領下におかれた街を舞台に展開。ドイツ将軍・オットー（西城）の愛人でパリの元歌姫だったマグルリット（藤原）が、年下のピアノ弾き・アルマン（田代）と恋に落ち、その2人の恋愛関係を知ったオットーが嫉妬に狂い、2人の仲を引き裂こうとする。

　初の悪役に挑戦する西城は「愛を引き裂く男は心苦しい」と心境を語り「実際の僕はいい人です」と強調。昨年の日本初演で俳優デビューを果たした田代は「藤原紀香さんと西城秀樹さんと、三角関係を演じられるのは、僕だけ」と恐縮しながらも意気込みを語った。

　また会見では、藤原と田代が劇中歌の「チャイナ・ドール」を熱唱し会場を魅了。西城は「感動しましたね。感激？ 感激はもう、“還暦”ですから」とシャレを利かせ笑いを誘っていた。